レインボーブリッジを歩いて渡れるって最近まで知らなくて、今日お天気良いし行ってみる?と思いつきで散歩してきました。

お台場側から芝浦までノースルートで1.5km。帰りはサウスルートで同じく1.5km。休日という休日を近所の散歩に費やしている私たち夫婦(暇人)には朝飯前の距離なので軽い気持ちでスタートしたら、歩き始めて早々に予想外のスリルが。


普段高所とか全然平気なんだけど、足元の下が海っていうだけでなんか下半身がゾワゾワして、しかも思ったよりちょっと揺れるし、向かいからクルマがびゅんびゅん走ってくるし、何より風強いし!観光地の吊り橋とか大好きなのにーと思ったけど、考えてみたら今まで行った橋はせいぜい100m程度だから、何キロも海の上を歩くなんて初めての経験で、自分が意外にこういうの苦手なんだって初めて知りました。冷静に分析してみたら(←歩いてる間気を紛らわせるのに必死)、高所は高所でも芝浦側の陸地の上まで到達したら全然恐怖はなかったからやっぱり高さは問題なくて、大量の水の上にいる落ち着かなさと、風が吹いて持ち物が持っていかれそうになる感覚が恐怖の原因ではないかと。今日に限って揺れるピアスとふんわりシャツを羽織っていたので、強風が来るたびにそれらごと海に引っ張り込まれるような恐怖を感じて頭ごと自分を抱きしめてヒィィィィと叫ぶ、という余計な体力を消耗し、小一時間の往復で無事にお台場側に戻ったときにはどっと疲労感がやってきました。今日はレインボーブリッジの前にすでに青海方面を10kmほど歩いてたし、さらに3kmを緊張感を感じながら歩いたせいか足も攣る寸前でガクガクした。笑

でもすれ違った人や追い抜いていったランナーの方は老いも若きもみんな平然と歩いていたので、恐怖を感じないタイプの方にはとても良いお散歩コースだと思います。景色は最高。


それにしてもあの恐怖感は、40数年生きてきて初めて味わった感覚。この歳になっても自分自身について知らないことがあるなんて、と新鮮に感じました。

数年前に息子が離れて暮らすことになったのをきっかけにちょっとメンタル不安定になった時期があって、短期間で復活はしたけど、更年期の影響もあるのかそのままなんとなく低空飛行してて、あんまり自分自身のこの先にポジティブになれない感じが続いていますが、こんな些細なことで新鮮さを感じられるなら、なんかまだまだこれからやれることいっぱいあって、予想外のところで楽しいって感じることもあるのかもしれないなー、なんて気持ちになりました。単純。こういう経験をまた重ねていけるといいなーーー