3連休、熊本県阿蘇市に行ってきたので旅行記として残しておきたいと思います。


お天気 おおむね曇り時々雨と晴れ間


交通手段 飛行機とレンタカー


宿泊 2泊とも温泉旅館


目的 温泉と観光とグルメ


1泊目夕食-花富亭の夕食


お待ちかねの夕食。


口コミが良かったので楽しみにしてました。


口コミ通りでした。今まで数多くの温泉旅館に宿泊していましたが、ワタクシの中での「夕食の印象的だった宿ランキング」の中に入りました。


「前菜」


時計回りに


辛子蓮根

サーモンの南蛮漬け

山芋のすりながし

干し柿のクリームチーズ寄せ

筍と牛肉の含め煮


前菜はより季節を感じる食材を使ってあります。

右上のグラスは「女将手作りの梅酒」でした。





「本日のおお造り3種」


こちらのサービスの仕方が面白かったです。


ドライアイスでモクモクさせながら持ってこられました。ほんと、インスタ映えを狙ってるなと思いました。


それにしてもこのグラスカバー食器棚で邪魔になるだろうな。


私なら即刻処分かな。



グラスを2人分、フレンチレストランのギャルソン張りに一斉に開けてくださって、まだモクモクしてます。

お造りなので、、冷えて余計においしく感じました。
それにしても、山の中なのに、鮮度バツグンでした。

ま、すぐ近くに海あるけど。


「茶碗蒸しの柚子あん」

餡がけした茶碗蒸しあんまり好きではなかったけど、こちらは餡の塩気が絶妙に薄く出汁の味が濃く、今度家で作ってみても良いなと思いました。


「季節の野菜の天ぷら」

こちらも取り合わせが良いです。

よほどのエビの産地でない限り、エビの天ぷらが入っている盛り合わせは季節を感じないから好きじゃないんですよね。(ま、近くに天草っていうエビの一大養殖地域があるんだけど。)

タラの芽、少し苦味があって、この時期だけのものなので、喜んでいただきました。


「季節の野菜とりんどうポーク鍋」

りんどうポークは熊本の銘柄豚だそうです。

熊本県花にちなんで名付けられてます。

りんどうの花を食べさせて育てた豚かなと思った。

(よくありますよね、ホエーを食べさせたホエー豚とか紀州梅どりとか。)

これ、左端トマト。

え?この食材の取り合わせと醤油だしでトマト?って思ったけど、これをいれることで、酸味がついて、豚肉によく合いました。

残った出汁も全部飲み干すほど良いお味になりました。



「ヤマメの塩焼き」

これもびっくりするサービスの仕方でした!

またモクモクと煙が出たものを持ってくるなーと思ってたら、大きな大きなヤマメでした。

ちゃんとオープンキッチンで、炭火焼きで焼いてあるだけでもすごいのに。(ガスじゃありません)

その上かごの中にまた炭を入れて、焼いたヤマメを挿し、それをササの葉を使って、冷めないように、そして炭の香りも客が楽しめるように、素晴らしい焼き具合のヤマメをサービスしてくださいました。


邪魔くさいのに。

結構経費かかるのに。

お味ももちろん、今まで食べたなかでダントツのヤマメの塩焼きでした。

大きさ、鮮度共に絶品のヤマメを炭の香りをつけながら、絶妙な焼き加減で、また、焼きたてをもひとつ付加価値を付けてサーブする。

お料理への料理人の方のこだわりに頭が下がりました。

いや、ホントに素晴らしいヤマメでした。



中に熱い炭が潜んでいます。


「赤米のごはんと香の物」

ちゃんと香の物は仕入れたものでなく、宿で漬けたものでした。

名産の阿蘇高菜の浅漬けと大根の甘酢漬け

仕方がないけど、九州はどこもお米はイマイチですね。

うちのお米の方が断然上でした。


「紅茶ロールケーキと苺レモンのジュレ」

こちらもこだわってありました。

ジュレも手作り、ロールケーキも大量生産のとかでなく、ちゃんと作ったものでした。

こういうお店って、コーヒーって昔はおいしくなかったけど、こちらのコーヒーは本当に香りが良かったです。

今って良いコーヒーマシンありますものね。


もう、高級フレンチとかだったら、シェフを呼んで、賛辞を述べて、お礼を言いたいような大満足の夕食をいただけました。

余韻冷めぬままお部屋に向かうと、ホールのテーブルに、色々なドリンクや食べ物が。

滞在客のターンダウンのお酒と食べ物の無料サービスがたっぷり置いてあり、また感心しました。

コーヒーやお茶のコーナー

まぁこれはよくありますね。


ところが、ビールが冷やして置いてあります。

その上「お部屋でどうぞ」です。

え!この時代に部屋で大人数で宴会とかになったらどうするの?と思いましたが、団体客皆無だったので、それは大丈夫そうですね。


これがもひとつびっくり!

ビール以外に、たくさんの種類の日本酒や焼酎が!

女将手作りの梅酒も氷水て冷やして置いてあります。

こんなにお酒が飲めないことが残念だったことはありません。

その上、個装されたチョコやチーズ、お菓子など、おつまみもお部屋でどうぞ、でした。

な、なんて気遣い。

客は夜のみのために、お酒もおつまみも買わなくていいんだ…。



ありがたく、ジュースとチョコをいただき、このお宿を予約したことを自分で満足しながらお部屋に戻りました。

続く