麻布十番アイリスト365日美容ブログ

M・ROMANのMANAMIさんが娘にと作ってくれた「幸せを呼ぶフクロウ」

なんだかとても癒されます。

娘もものすごく喜んでいましたよ。笑顔を見るたび、私の心がいやされています。





すみません・・更新が遅くなりました。




前回のお話のつづきです。


何故グルーに100%満足いかなかったのか。



これ、書き方によっては誤解を受けてメーカーさんに迷惑をかけるかもしれないので



慎重に書きます(汗)。





まず大前提のことを言うと、今あるグルーの中でパーフェクトグルーは存在しない ということ。


そして、技術者なら誰でも知っていることですが、


グルーは化学物質でできていて、全てに共通する成分はシアノアクリレートという化学物質であるということ。


シアノアクリレートはエチル・ブチルetcなど多少の違いがありますが、所詮は化学物質であるということ。





他店に通っていてエクステアレルギー(=腫れたりかゆみや痛みが起こる症状)になった方から


「Richeさんが使っているグルーならアレルギーにならないかと思って」 


というような最後の頼みの綱的なお問い合わせをいただくことが度々あります。


ですが、残念ながら100%アレルギーが起こらないグルーなんてありません。



お米の糊かなんかで作られているのとはわけが違います。


100%化学物質である以上、反応が全く起こらないなんて言い切れません。





では何が違うのか???





グルーの主成分であるシアノアクリレートの種類&その配合率によって



刺激になりやすいか、なりにくいか。



そして、なるべく刺激にならないようなグルーの使い方ができるかどうか。



簡単に言ってしまうと違いはそれだけです。


(100%大丈夫ですと言い切るメーカーさんやサロンさんがいたとしたら問題ですよ。)






Richeのサロンにおいての具体的な数字で見れば、いままでずっと使っていたグルーによってアレルギー反応が出たお客様のパーセンテージは小数点以下。


ですが1000人中数人はアレルギーが出た というのが事実です。ゼロではないのです。


(そのグルーを弁護する為に付け加えると、その少数派の方達は全員もともとアレルギー体質であり、

特にアレルギー体質ではない方の発症は今のところ見受けられません。

食べ物でも化粧品でもそうですが、万人が食べたり肌に塗ったりしても大丈夫な物が、

アレルギー体質の方には駄目だったりしますよね。それと一緒です。)





その中で、グルーをブチル(より医療レベルに近く安全性が高いといわれている)に切り替えたにもかかわらず、やっぱりアレルギーが出て、エクステを諦めた方が2人


残りの方はブチルならなんとか大丈夫でしたが、エチルのシアノアクリレートと比べてどうしても「もち」が納得いかない・・・ということで、アレルギーのお薬をお医者様の診断・指示によって使用しながらエチルのグルーに戻してなんとか続けてくださいました。(今も引き続きご来店いただいています)




アレルギーをずっと出さずにやってきたのに、たった数人でもアレルギーのお客様を排出してしまったことで


ものすごく悩んでいた時期、ブチルシアノアクリレートを主成分としたグルーが続々と登場してきて、


なんとかグルーをブチルに切り替えようとした時期もありました。



けれども、



・ブチルでもアレルギーが出てしまう方がいたこと


・エチル・ブチル両方使ったお客様からのブチルへの熱い要望がなかったこと


・私を含め、スタッフが丸1日ブチルを使うとブチル独特の臭いにより頭が痛くなって 連続使用はキツイという判断になったこと。(エチルはもともと臭いがあるのですが、その臭いを嗅いでいて頭が痛くなったことはないのです)



こういった理由でブチルへの移行は辞めました。


(上記にあげたことはうちのサロンにおいての独自の理由です。共通するものではないと思うのでご了承ください)


やはりエチルでやっていこう と決めて、もとのグルーに戻しましたが、


その代わり、新たなアレルギー患者さんを増やす可能性がゼロではない という緊張感をいつも持ちながら、


アレルギーが起こりにくい施術の仕方、アレルギーのお客様を出さない為のカウンセリングの仕方 を追求しました。






因みに、「他店でつけていてアレルギーが出た」 というお客様のほとんどが 



実際ご来店いただいて状態を見てみると、



『強すぎるグルー』や『間違った施術のし方』によってアレルギーを引き起こしているので、



当サロンで施術後なんの反応も出なかった という場合がほとんどです。


(駄目だった方が1名いらっしゃるので、「ほとんど」という表現になります。


確立でいえばかなり100%に近いんですけどね)



いずれにしても、


ゼロではない、0. 数パーセントのアレルギー発症例に悩まされていた というのが以前のグルーを何かに切り替えたいと思った理由の1つでした。