奇美博物館の後ろには広い平坦な芝生があり、優美な10人の体操選手が常にここに佇んでいます。
それは台湾の彫刻界の巨匠・蒲添生によって制作された「運動シリーズ」という彫刻作品です。
蒲添生さんは台湾の嘉義で生まれて、1930年代に渡日し日本帝国美術学校(現在の武蔵野美術大学)彫刻科を卒業しました。
彼の「運動シリーズ」の作品は人体が運動する際の曲線やリズム感を表現しています。
2013年11月から10体の彫像が博物館のオリンピア草原に設置されています。
蒲添生さんの運動シリーズ:
オリンピア草原:
2026年2月2日午後奇美博物館を離れ、またH31という路線バスに乗り台南の市街地に戻りました。
私達は延平郡王祠(えんぺいぐんおうし)というバス停でバスを降りました。
台南にある延平郡王祠は、台湾をオランダの植民地支配から解放した民族の英雄の鄭成功(ていせいこう)を祀る台南で最も重要な歴史スポットの一つです。
祭神である鄭成功は、父が中国人(鄭芝龍)母が日本人(田川マツ)のハーフとして、長崎県平戸市で生まれました。
7歳まで日本で育ったため、日本人にとっても親しみのある歴史上の人物です。
延平郡王祠の後殿には彼の母である田川マツも祀られています。
延平郡王祠:
鄭成功の母が日本人であったことから、日本政府によって「開山神社」という神社に改称されました。
敷地の入り口には日本統治時代の鳥居が残っていましたが、戦後上部が国民党の紋章へと改造され、中国式の「牌楼」のようになっている独特な姿が見られます。
延平郡王祠の庭園:
延平郡王祠の庭園:
庭園には中国から寄贈された重さ200トンもの花崗岩で作られた巨大な鄭成功の像があります。
台南の守護神のような威風堂々とした姿で立っています。
鄭成功の彫像:
鄭成功の彫像:
延平郡王祠:
延平郡王祠:
延平郡王祠の敷地内に台南市立博物館が併設されていて、そこには鄭成功の画像や文物も展示されています。























