会社やお店を経営している方にとって、社員教育は最重要事項かつ、難しい問題かと思います。
いくら社長や経営主が優秀であっても、社員がいい加減だったりやる気のない人材だったら、その会社の発展はないでしょう。
韓国の大企業・サムスン電子では、社内研修にかけるコストは1人当たり約8万円になるといいます。これは日本企業のちょうど倍になります。
サムスングループのトップであるイ・ゴンヒ氏は「人材を養成しない企業は、一種の罪悪だ」とまで言い切ります。
韓国は儒教文化が根付いてる事に加え、皆さんもご存知の通り、成人男子(満年齢19~29歳)の兵役(約2年間)が義務づけられている為、主従関係が構築しやすいという事もあります。
(昔の日本のように、目上の人を立てる、両親の言う事は絶対で、逆らったり口応えをするなど、もっての他です。)
その部分を利用したのか、それとも単純に同国の気安さからなのか、父は従業員には在日韓国人の方を多く雇っていました。
実際、どのような教育をしていたかは具体的には知る由もないのですが、何かあった際には怒るのではなく、愛情を持って叱っていたようです。
そのせいか昔の従業員の方が辞めた後10年以上も、何かあると連絡をして近況を知らせてきたり、とっくに成人している私にお年玉をくれようとしたりしていました。
独立して店を構えるようになった元従業員の方も、父が亡くなるまで「社長、社長」と慕ってくださっていました。
サムスンの創業者、イ・ビョンチョル氏は「人材第一主義」を貫き、既出のイ・ゴンヒ氏もそれを受け継いでいます。
会社や店は、1人では成り立ちません。
(代表取締役1人の会社や、お店を1人で切り盛りされる方もいらっしゃるでしょうが、何店舗も経営する事は1人では不可能でしょう。)
従業員や社員あってこそです。
父は誰に教えられるともなく、その辺りをよく分かっていたのだと思います。