昔、モーニング娘。は口パクでした。矢口真里が小栗旬とフライデーされて脱退した後の、矢口不在のコンサートでもしっかり「ラブマッシーン」という矢口の声は流れてましたから。で、当時20代前半で大ファンだった僕がどう思っていたかというと、やっぱり生歌が聞きたかったです。
アリスプロジェクトのライブは口パクです。毎日ライブやっているのだから当然です。生歌なんかでやったらすぐに喉を痛めます。
そのことに今の僕は何の不満もありません。CD流して踊ってるだけでライブと言えるかという問題については、僕ははっきりと「言える」と言い切れます。そもそも流れてる曲は自分達の曲で、歌声はレコーディング時の自分達の声なわけですから、嘘とかごまかしをしているわけではないのです。昔、心をこめて歌った歌に、今、一生懸命踊ってる。血の通った立派な作品だと思います。
ただ、例外的に観ていて気恥ずかしくなる口パクというのもあります。スチームガールズ、アーマーガールズが単体で地方や外部イベントに出演するとき、『仮面女子』として出ることがあります。その場合、6人で『大冒険』や『妄想日記』を演るわけです。歌声はほとんどアリス十番のしか聞こえない音源に合わせて彼女達は踊ります。立花あんなちゃんの声に合わせて黒瀬サラちゃんや黒木ひなこが口を動かす。恥ずかしい!せめて自分達の声で録り直した音源を使って欲しい。『大冒険』なんか、あれは18人いなきゃあんな分厚い声にならないのにステージには6人しかいないと、なんだか時空が歪んで観えます。違和感が常に付きまとって、ステージを心から楽しめない。
毎回ライブ参加メンバーで歌を録り直すのは面倒だしそんな時間はないかもしれません。ならばせめて、『大冒険』はやらないでもらいたいです。曲が壮大であればあるほど、6人のパフォーマンスとの捩れが気になって気になって。
