うちは無理ですから。
もちろん断わる。
食いついてくる勧誘は理由を聞いてくる。金が無いとかは通用しない。
他所よりお安くとか言う。
他所より安けりゃうちの家計がまわるのか?
と言い返すのをグッとこらえた。
引き下がらないので、うちの子供達は…と説明し、ご存知ですか?と問う、
名前は…とか、はい、知っていますがうちの塾では扱ってない、とか。
正直でよろしい。
とある塾の勧誘の一人が
「はい、知っております。ゆくゆくそういった子供達のクラスも…」
とか、言い出したから私は腹抱えて笑ってしまった。
こいつ、絶対知らんやろ。
学習障害って一言で言うのは簡単やけど、細かい分類に分けたら、そんなもんそういったクラス一つ作ってやりきれるわけないやん。
書けないのか?
読めないのか?
両方なのか?
自閉傾向は強いのか?
計算がダメなのか?
足し算だけできないのか?
引き算か?
他にも書ききれないほど多数ある。
授業形式にやるんなら無理やって。
そんなんで、さっさと理解出来るほど
甘くないって。
そもそも通い続けられるとは到底思えないしね。
勧誘さんに笑ってごめんね、と謝った。
向こうは去っていったが、そんな勧誘さんの背中を見ていたら、わけのわからない感情が襲ってきた。
涙が一粒だけ、汗と交じって地面に落ちた。