こんなに心動いたのに、

この記憶も、ここにいる人も皆消えていく。


個々の人生で起こる喜びや絶望も、

大きく広がる、この空においては

全てが星屑のよう。

一瞬の煌めきや、一瞬の衝撃にすぎない。



作品自体が水みたいに私の中に染み込んでいく。今その姿を探しても、もうどこにも見えない。

間違いなく私の中に入ってきたのに。


水の濃度が、あまりに同じで

体内に入るその瞬間まで目に見えているのに

入った途端に、その姿形が消えてしまう。

私という存在と一体化してしまう。そんな感じだった。


蜃気楼みたいに消えていくのが、

観ているその瞬間から分かって…

だから私はこの気持ちを、心を、

言葉で紡いでいく。心を言葉で紐解いていく。

永遠に残る光となるように。



過去の自分を見る彼女の不安そうな目が印象的だった。これから先も辛いことは待ち受ける。

それでも前に進むことを諦めないでほしいと。



どんなに自分を取り巻く環境が変わっていっても、人の評価や世間の声が移り変わろうとも、

私は私の味方であり続ける。

私を諦めることもできないし、

嫌いになることもできない。

たとえどんなに醜い姿になったとしても。



自分が思っているより、自分は強く真っ直ぐで、また立ち上がり突き進んでいく。

若いということは、

それだけエネルギーがあるということで、

私という存在は、

私が思っているより

強い生き物なのかもしれない。




私はこの人生で、

どんな点を、どんな線を描きたいのだろう。

そして、点はどんな景色となり、

線は、他のどんな線と交わっていくのだろう。



その答えは、この人生の最後になるまで分からない。だから生きるのだ。




彼女が紡いだ歌詞の一つ一つが、

私の心に届いてきた。

心から紡がれた言葉は、

ちゃんと人の心に届く。

彼女のいつも全身全霊で生き、

作品と向き合い作り上げる姿が、

私は本当に好き。

あなたの言葉や、あなたの想いは、

ちゃんと観る人に届いています。

また、彼女の作品を観たいと心から思いました。


こういう時間が、経験が、

また私の点となり、線となっていくのだと思います。心から良い時間でした☺️