※ネタバレあります!!!※


















剣と魔法の世界が好きな人にはオススメです!!

早くも続きが読みたくなってます。

ややツンデレな10歳にしては大人びすぎて、いったい何者?!なララちゃんと、御歳150歳にして(もちろんそんな歳には見えないけれど)剣の腕だけで自由気ままと言えば聞こえは良いけど根無し草な生活のバビロンのコンビが、素敵すぎて!!

ワケありな旅を続けるララちゃんの護衛として、不本意ながら魔術的な契約を結ばれてしまったバビロン。

ララちゃんの血で作られた契約の証は、バビロンの指に光るエンゲージリング。
や、結婚とか婚約とかそんな意味ではないけれど、それよりももっと、もっと固い絆で結ばれていく二人。

ロマンス要素もちょっと入ってて、『運命の出会い』なんてものを、ちょっとだけ信じてみたくなる物語でもあります。


弱冠10歳にして、140歳年上のバビロンと同格あるいはそれ以上の知識、判断力、存在感。
なんかもう、生まれながらにして器が違うという感じ。
だけどやっぱり10歳な部分も垣間見えて、そのギャップにメロメロ。
これはバビロンじゃなくても、目が離せなくなる。
でも、並の大人じゃララと渡り合えない。
バビロンだからこそ、ララを受け入れることが出来たんだよね~。うん。

お互いそれなりの能力があって、助けたり助けられたり、上手い具合に支え合えてる。
だけどララは自分の運命を受け入れているから、他人を巻き込みたくない。
ましてバビロンを巻き込みたくないって思ってて、自分の気持ちには蓋をしようとするんだよね。
けなげというか、いじらしいというか。

でもまぁ、そこは亀の甲より年の功?!で、鈍いバビロンでもそのへんのことは、わかっちゃったりするんだよね。
それでも、それがララの意思なら尊重しようと、こちらも気持ちにフタをしようとした時。
そう出来ないほどに大きくなってる自分の想いに気付かされるんだよね。
最後までハラハラさせられます。

そして、終わりを迎えた契約の旅の後、またあらたな旅に出ることになった二人。
続きが楽しみです♪