自然とのつながりを生み出すアートには魅力的なものがあります。
人間は常に周囲の環境に惹かれ、それを再現したり個人的に解釈したりすることで、自分の居場所を讃えるかのようです。
このインスピレーションは最古の洞窟壁画と同じくらい古く、私たちの住まいが自然から遠く離れているにもかかわらず、今日まで続いているほど強く絵画・彫刻・歌や作曲・詩や物語.写真まで、その応用範囲は無限で、普遍的で文化的な言語形態となって私たちに根付いています。
その意味で自然と結びついた芸術は、他の芸術を讃える芸術として、あたかも高次の芸術であるかのようです。
RIE Laは作品を通して、ある風景の現実や特徴特殊性を伝え、その場所の自然そのものを体現するような作品を制作しています。
海の砂.希望の海の水ややんばるの森から湧き出る水.神聖なオイル.夜光貝の粉
これらすべての要素が集まってRIE Laの芸術の魂と構造を構成しているのです。
"Crystal Blue Sea "では、水面から差し込む太陽の光を垣間見ることができ、唇を覆う塩味の層を感じ取ることができます。
"Crystal Blue Sea "
すべてが緩やかで自然が意図したとおりにスローなのです。
RIELaの丸く特異な作品は、それぞれが私たちを新しい場所に運び、異なる感覚を表現しながら、私たちが強く憧れる自然豊かな風景に心で運んでくれる。
作家の作品においてアートが自然になり、自然がアートになったとすれば"Breath of Spring Air[氣吹き]"は循環的で無尽蔵な生命力を最も具体的に表現している作品です。
"Breath of Spring Air" 氣吹
春を連想させるこれらのイメージは、メディウムの表面を覆う色によって抽出され解読されたものです。同心円が私たちの視覚を刺激します。
ピーグリーンの帯からセルリアンの空間へそして作品の中心部へ向かうにつれてピンクがかった色へと柔らかく変化していきます。
これは春の色であり、自然を目覚めさせる生命の息吹である。
しかしRIELaが表現する春はただの春ではありません。それは木製の支持体に塗られた細かい砂が、独特の粒状感を生み出していることからもわかるように明確な意図を持っています。