いつか死ぬまでにやってみたいことのひとつが、列車で世界を旅すること。

「世界の車窓から」というテレビ番組を見るたびに「行ってみたいなぁ」と憧れる。

あのテーマ曲と石丸謙二郎さんの「今日は○○の風景をご覧ください」「今日は社内の様子を紹介します」というナレーションを聞くたびに、胸が高鳴る。

5分間に凝縮された車窓を流れる風景、列車内の乗客との出会い、駅のたたずまいなどは観ているだけでもワクワクするけれど、本当は自分で経験して心で感じてみたい。

今まで旅行や仕事で30か国くらい訪問したけれど、ユーロスターでイギリスとフランスの間を往復したり、タイでバンコクからアユタヤまでを往復したくらいで、本格的な列車の旅はほとんどない。

いつかスイスの氷河特急に乗ったり、ベトナムを列車で縦断したり、目的地に行く手段としてじゃなく、列車の旅そのものをゆっくり楽しんでみたい。

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2年前に行ったハノイ駅。時間がなくて列車には乗れなかった。


そんな中、先月ウガンダ出張の合間を縫って、8日間のオーストラリア旅行に行ってきた。その旅の後半にキュランダ鉄道に乗る機会があった。

キュランダ鉄道は120年以上も前に山奥からケアンズまで鉱石を運ぶ目的で作られ、現在は観光列車として使われている。

先住民族アボリジニの言葉で「熱帯雨林にある町」という意味のキュランダからケアンズまで、1時間45分の旅はとても短かったけれど、熱帯雨林、バロン渓谷国立公園、大小の滝、15以上のトンネル、180度のヘアピンカーブ、サトウキビ畑など次々と変化する風景に心を奪われっぱなしだった。

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キュランダ駅のホーム

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牽引車はかわいいヘビ模様

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一般車両に乗り込む観光客

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キュランダ駅を出発して間もなく見えてくる渓谷を流れるバロン滝。雨の直後はもっと迫力がありそう。

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バロン滝が見える絶景ポイントで列車は10分ほど停車してくれる。

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カーブに差し掛かると後ろの車両がこんな風に見える。

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車窓の真上にも美しい滝が見える。

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列車は断崖絶壁、急斜面を走り抜ける。

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車窓の後半は遠くの山と町を見渡せる。

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乗客が降りた後のアンティーク調の車内。降りるのももったいない。もっと旅を続けられたらよかったのに。

帰国後に初めて知ったこと。実は、この鉄道は以前「世界の車窓から」で10年以上オープニング映像として使われていたらしい。後から大感激してしまった。この鉄道に乗れて本当に良かった!

今の自分は何週間も列車の旅ができる余裕はないけれど、どうにかして一生のうちに何度かやってみたい。そんな想いを強くした。