世の中には「ワーママ」をやたら誇らしげに名乗る人がいる。
まるで“働く”の二文字が自分を特別にしてくれると信じているかのようだ。
その姿を見て思い出すのは、「イクメンです!」と胸を張る男性。
本当に育児を妻と同等にこなすなら、わざわざ名乗る必要なんてないし恥ずかしくて言えないはずだ。
ワーを強調する女性も、イクを強調する男性も、どちらも実際には関わり方も責任の取り方も中途半端なのに、外から見えやすい「いいとこ」だけをかすめ取って自己アピールに変える。
結局、手間も責任も本気で引き受けず、口先だけが一人前。
そういう人たちを見ると、「名乗るほどでもないことをわざわざ名乗る」という行為自体が、自分の薄っぺらさを証明してしまっていると気づかないのだろうか、と苦笑してしまう。