先日、結婚記念日を迎えました。

 

 

 

こんにちは。

柄沢由理(リー)です。

 

 

 

結婚はガマンと忍耐よ、と先輩方に言われ

そんなことするくらいならいつでもやめてやる、と心の中で思っていたのが22年前。

 

 

神社での誓いは、『今日の誓いあって、明日の誓いではありません』とまで思ってたなぁ。

 

白無垢なのに、心の中は黒い花嫁でした(笑)

 

 

※こちらはドレス。

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でもその真意は

好きになった人

大事にしたい人と一緒になるのだから

 

自分はもちろんのこと

好きな相手もわたしに対してガマンするような関係になるのだったら

 

彼のためにも一緒にいるのはやめた方がいいと思ってのことです。

 

 

ガマンしないで楽しくいれる人と一緒にいた方が、相手も幸せよね。

 

 

だから

ガマンと忍耐を自分も相手もするようになったら

いつでもやめたらいいと思っていました。

 

 

 

 

 

けれど

尊敬していた大先輩がくれたお祝いのメッセージ

 

『恋はするもの、愛は育てるもの。大きく育ててください』

 

これだけはとても心に残っていて

 

 

どうしたらいいのかはわからないけど

ガマンしない関係を積み重ねていくためには

『育てる』『育む』

 

これが大切なことなのだということは

いつもどこかにほんのりあった気がします。

 

 

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それでも

子どもができて

 

自覚のない我慢や

頑張りが増えていって

 

わたしは

いい妻でも

いいお母さんでもない

 

わたしがお母さんじゃなかったら

この子はもっと楽しくて幸せだっただろう、、、と

 

自分のことが大嫌いになった日々もありました。

 

 

 

自分のことを責めてばっかりの時もあったし

なんでこの子は・・・と子どものことが嫌になった時も。

 

 

 

でも

今となっては

あの時はあれでよかったと思うし

ああするしかなかったと思うのです。

 

あれがわたしの精一杯。

 

できないなりに精一杯。

 

 

 

そして

自分ではいろいろ思ったけれど

改めてわたしはわたしでよかったのだと

 

子どもたち(中2息子と、小4娘)がくれた手紙を見て泣けました。

 

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泣けたのは

書いてくれたことそのまま嬉しかったからでもあるのだけれど

 

 

それ以上に感じたのは

子どもは子どもの目線で親を見て

受け入れてくれているということ。

 

 

 

 

 

 

実はこの手紙をもらう少し前に

わたしのある態度に、娘がこっそり泣いていたことがあったんです。

 

 

その時は知らなくて、後から聞きました。

 

 

わたし、昔に比べたら

子どもへのことで自分を責めることはぐんと減って

 

それだけで

自分も子どもも幸せだと思っていたのね。

 

 

怒ることもゼロじゃないし

余裕のないこともたくさんあるけど

それでもけっこういい感じだと思っていたのです。

 

 

 

でも。

 

 

こうやって わたしが気づいてないところで

子どもが心を痛めたり泣いてたりすることがある。 

 

 

こういうことがあると

 

あぁ、、、って

 

なんだかなぁ、、、って

 

 

自分のことを情けなく思ったりするわけです。

(引きずりはしない。一瞬です。

 

 

 

 

 

でもそれでも 子どもは

総体的には

この家で良かった

楽しい

大好き、と思ってくれている。

 

 

それがありがたくてね。

 

 

わたしはお母さんとしても

妻としても

人としても

完璧じゃないけど

不完全だけど

それでも幸せだなぁと涙が出た。

 

 

 

 

 

 

 

子育てをしていたら

完璧にできることなんて本当になくて

 

 

いくら反省したって

気をつけたって

もう絶対にしない、と誓ったって

 

子どもとの関係があやしくなること、あると思うんですね。

 

 

 

 

自覚なく傷つけたり

傷つかれたり

 

泣かせたり

泣かせられたり

 

悲しませたり

悲しませられたり

 

嫌な思いをさせたり、させられたり

 

そんなこと、これからもきっとある。

 

 

 

 

でもそれでもやっぱり

『家族という縁』を持った人たちだから

 

縁あって一緒にいる人たちだから

 

完璧じゃなくていいし

 

そんな

いろいろありながらも

不完全なまんま暮らしていけばいいじゃん、と思うの。

 

 

 

言いたいこと言って

言い過ぎたら謝って

ありがとうを伝えて

ごめんねって伝えて

自分の中にこんな思いがあってね、って伝えて

あなたはどうだった?って耳を傾けて

 

それでいいんじゃないかと思うのです。

 

 

 

 

母はつい

自分に厳しくて

日々のほんの一部分だけ切り取って

 『あぁーーー(´;Д;`)』と自分責めモードに入りがちだけど

 

その時間、少なくていい。

 

 

 

 

自分のことを責めているうちに

次から次へと生活に追われるんだもの。

 

 

 

周りを見たら

素敵なママや、完璧に見えるママはたくさんいるかもしれないけれど

 

 

見るのは自分の家族でいい。

 

 

 

 

不完全な者同士

やんややんやしながら

自分たちだけの家族のスタイルを作っていったらいのだと思います。

 

 

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愛は育てるもの

 

 

 

大事な人との関係を

育てる

育む

愛する

 

こんなことが根底にあれば大丈夫。

 

 

 

不完全でも、幸せであっていい。

 

不完全でも、幸せであれる。

 

 

 

あのときぼんやりとしかわからなかった意味が

少しわかるようになっている、22年目の結婚記念日。