南の島から上京して早3週間。
何もかもが刺激的です。
風のせいではなく空気自体が冷えてる冷たさも、
初めて見る桜が散る様子も、
電車で何気なく目に入る週刊誌の広告も、
普通に生活している熟女の美しさも、
ここで知り合った友達と意外なスピードで仲良くなったことも、
女子高生の挑発的な視線も。
身も心も1日も休むことなくフル勃起稼働中。
昨日は終電に乗り、人の流れに身を任せました。心理的アバズレです。
最後尾の車両、ドア付近。隣にはホロ酔い加減の美女。
この状況だけで左のこめかみ辺りがひりひりと麻痺する感覚。
普段は自分が素面のときに酒の匂いがすると不愉快になるんだけど、昨日は違いました。ま、大きな理由は美人だったからだと思うんだけど。
俺の勘が外れてなければ、この女性はミントの効いたカクテルを飲んでいたはず。
下品な焼酎の匂いはしなかった(焼酎好きなんだけどね)。
バイトで疲れた体に、鼻腔からミントの爽やかな香りが注ぎ込まれる。
爽やかな香りなはずなのに、なんとも官能的な香り。
それは相手の香水orシャンプーの匂いかもしれない。
でもそんなことどうだっていいです。
うむ、完全に自分に酔っとる。
久我山辺りだったかな、急に込みだしました。
3週間ではまだ満員の電車には馴れない。
俺とその女性は自然とドアに張り付く感じに。
駅を過ぎるごとにどんどん近づく距離。
俺の中で、
「まずいだろ」
という理性と
「ラッキー♪」
という本能が争い始めました。
俺はその争いを傍観。成り行きに身を任せます。
争い始めて10秒、気がつけば理性と本能がガッチリ握手。
『満員電車だからしょうがないでござる。』
オーケイ、了解しました。
50cm,40cm,...10cm。
距離が近づくほど二人の唇と唇の間の湿度はどんどん上昇。ま、俺の一方的な解釈ね。
なるほど、痴漢の冤罪ってきっとあるんだな。
カバンを持ち変えようとしたとき、
大切な人へメールを送ろうとしてポケットから携帯を出したとき、
トイレのあとファスナーをちゃんと閉めたかふと気になり手で触り確認したとき。
こんなことが、彼女越しに壁に見える
『STOP!痴漢』
のステッカーが訴える。
彼女が訴えればこの10cmは罪に問われるのか?
でも、無理にでも後ろに寄ろうとすれば後ろの人に痴漢の容疑をふっかけられることになりかねない。
女性車両万歳。
あれは女性を痴漢被害から守るものじゃなく、男性を痴漢容疑から守るものですね。
こんなに汗をかいた10cmはない。
大丈夫、俺の理性はいつもギリギリで目を冷ましてくれる。
ゆたしく