更新遅れて申し訳ないです(汗)
さて、久々の更新は2月に名心支部で行った書評発表会での書評を紹介したいと思います(^O^)
三作に関する書評があるのでこれを読んで興味が湧いた方はぜひ一読を!
まずは名心支部一年のパク・チルスとんむの書評です!
「在日朝鮮人の歴史と文化」書評
作者はパク・チョンミョンさんです。1928年に全羅南道光州で生まれ現在は関西学院大学講師、大阪市外国籍住民施策有識者会議員です。専攻は朝鮮古代史、朝鮮関係史です。
この本は6章で構成されており、1章では弥生時代からの朝鮮と日本の交流について述べられています。2章から6章までは、19世紀から現代について述べられており2章では在日朝鮮人社会の形成、3章では朝鮮半島の分断の歴史、4章では在日朝鮮人の法的地位と社会問題、5章では在日朝鮮人の民族教育と在日朝鮮人教育、6章では朝鮮半島の統一と在日朝鮮人との関係について述べられています。
朝鮮の神話や日本との交流の歴史から現代にいたる統一まで幅広く述べられていて初めて朝鮮について勉強する方も比較的読みやすく、すでに勉強されているという方でも楽しめるいい本だと思います。
今回、僕がこの本から紹介するのはまず第二章の在日朝鮮人社会の形成の部分です。ここでは植民地時代の朝鮮人の実態などが述べられています。ここから強制連行についてお話しようと思います。まず強制連行とはただ暴力などにより強制的に連れられたことだけでないこと、強制連行とは簡単に言うと暴力だけでなくそういった状況を作り出したことに目を向けていただきたいです。当時の植民地だった朝鮮では農民が多数を占めていたのですが「土地調査令」などにより農民の多くが自分の土地を奪われたあげく高い税を収めなければならず、日本へ出稼ぎに行かなければならなかったのです。こういった事情を考慮せず今の日本社会では強制連行はなかったなど歴史歪曲、歴史修正が行われています。これは一部の政治家ならず一般の方にまで影響が及んでいます。僕たちがこういった誤った社会の中で生き抜くためにも歴史とは切っても切れない関係です。今こそ歴史を学ぶ必要があり自分たちの生活と権利だけにとらわれるのでなく一世たちから多くのことを学び在日朝鮮人だけでなく、自分のルーツである朝鮮人についてもっと考えなければならないと思いました。
そしてふたつ目に思ったのは在日朝鮮人とはどうゆう存在なのかという部分です。この言葉を分解すると在日と朝鮮人にわけられます。在日とは日本で暮らしているということ、朝鮮人とは朝鮮民族です。しかし現在の在日朝鮮人社会では在日ばかりが先行していると思います。自分らがいきやすくなるために民族名をかくし通名を使ったり、しまいには日本に帰化したりします。僕は別に通名を使うなとかを言いたいわけではなく今のような社会状況だからこそ在日の部分ではなく朝鮮人という部分を見直すべきだと思います。朝鮮人と言われましてもイメージしにくいとは思いますが僕らは朝鮮人です。日本人ではありません。本来であれば当たり前に朝鮮語をはなし朝鮮人らしく生きているべき人なのです。自分の子をウリハッキョに通わせず朝鮮語も知らず何が朝鮮人ですか。かりに朝鮮語を教え話せるようになったとしてもそれは朝鮮人と言えるのでしょうか。言えないと思います。朝鮮人とは朝鮮語をはなし朝鮮の文化を知りそのコミュニティで生きているから朝鮮人です。朝鮮人らしく生きることが今求められているのです。そうなるためには僕らは朝鮮で住んでいないため自ら言葉、文化を学ばなければならないし常にアンテナを張り続ける必要があると思います。そして在日朝鮮人社会に属し常に発展させていかなければなりません。これが在日朝鮮人だと思います。ある意味朝鮮人より朝鮮人を目指さなければならないのです。
本の詳細は↓↓↓
http://www.akashi.co.jp/book/b65329.html
さて、久々の更新は2月に名心支部で行った書評発表会での書評を紹介したいと思います(^O^)
三作に関する書評があるのでこれを読んで興味が湧いた方はぜひ一読を!
まずは名心支部一年のパク・チルスとんむの書評です!
「在日朝鮮人の歴史と文化」書評
作者はパク・チョンミョンさんです。1928年に全羅南道光州で生まれ現在は関西学院大学講師、大阪市外国籍住民施策有識者会議員です。専攻は朝鮮古代史、朝鮮関係史です。
この本は6章で構成されており、1章では弥生時代からの朝鮮と日本の交流について述べられています。2章から6章までは、19世紀から現代について述べられており2章では在日朝鮮人社会の形成、3章では朝鮮半島の分断の歴史、4章では在日朝鮮人の法的地位と社会問題、5章では在日朝鮮人の民族教育と在日朝鮮人教育、6章では朝鮮半島の統一と在日朝鮮人との関係について述べられています。
朝鮮の神話や日本との交流の歴史から現代にいたる統一まで幅広く述べられていて初めて朝鮮について勉強する方も比較的読みやすく、すでに勉強されているという方でも楽しめるいい本だと思います。
今回、僕がこの本から紹介するのはまず第二章の在日朝鮮人社会の形成の部分です。ここでは植民地時代の朝鮮人の実態などが述べられています。ここから強制連行についてお話しようと思います。まず強制連行とはただ暴力などにより強制的に連れられたことだけでないこと、強制連行とは簡単に言うと暴力だけでなくそういった状況を作り出したことに目を向けていただきたいです。当時の植民地だった朝鮮では農民が多数を占めていたのですが「土地調査令」などにより農民の多くが自分の土地を奪われたあげく高い税を収めなければならず、日本へ出稼ぎに行かなければならなかったのです。こういった事情を考慮せず今の日本社会では強制連行はなかったなど歴史歪曲、歴史修正が行われています。これは一部の政治家ならず一般の方にまで影響が及んでいます。僕たちがこういった誤った社会の中で生き抜くためにも歴史とは切っても切れない関係です。今こそ歴史を学ぶ必要があり自分たちの生活と権利だけにとらわれるのでなく一世たちから多くのことを学び在日朝鮮人だけでなく、自分のルーツである朝鮮人についてもっと考えなければならないと思いました。
そしてふたつ目に思ったのは在日朝鮮人とはどうゆう存在なのかという部分です。この言葉を分解すると在日と朝鮮人にわけられます。在日とは日本で暮らしているということ、朝鮮人とは朝鮮民族です。しかし現在の在日朝鮮人社会では在日ばかりが先行していると思います。自分らがいきやすくなるために民族名をかくし通名を使ったり、しまいには日本に帰化したりします。僕は別に通名を使うなとかを言いたいわけではなく今のような社会状況だからこそ在日の部分ではなく朝鮮人という部分を見直すべきだと思います。朝鮮人と言われましてもイメージしにくいとは思いますが僕らは朝鮮人です。日本人ではありません。本来であれば当たり前に朝鮮語をはなし朝鮮人らしく生きているべき人なのです。自分の子をウリハッキョに通わせず朝鮮語も知らず何が朝鮮人ですか。かりに朝鮮語を教え話せるようになったとしてもそれは朝鮮人と言えるのでしょうか。言えないと思います。朝鮮人とは朝鮮語をはなし朝鮮の文化を知りそのコミュニティで生きているから朝鮮人です。朝鮮人らしく生きることが今求められているのです。そうなるためには僕らは朝鮮で住んでいないため自ら言葉、文化を学ばなければならないし常にアンテナを張り続ける必要があると思います。そして在日朝鮮人社会に属し常に発展させていかなければなりません。これが在日朝鮮人だと思います。ある意味朝鮮人より朝鮮人を目指さなければならないのです。
本の詳細は↓↓↓
http://www.akashi.co.jp/book/b65329.html