アメリカのある心理学者がどのような境遇の変化や状況がストレスになるかを数値化しストレスマグニチュードというランキング表をつくっているのですが、死別や争いといった不幸な出来事ばかりでなく、昇進や大金を得るといった、「勝ち組」につながっていくようなことも入っています。
一度得た成功やお金というのは、持ってしまうと今度は失うことへの不安やストレスを引き起こすということなのです。このように競争社会というのは、勝ってもまたストレスが大きくなり、無力感をいだく機会が多いのです。このうつ病は、真面目・几帳面・頑張りや・責任感が強い・仕事熱心などのタイプがうつ病になりやすいと明らかにされています。