rgetcasgephi1976のブログ

rgetcasgephi1976のブログ

ブログの説明を入力します。

Amebaでブログを始めよう!
吉田調書 2011年3月に東日本大震災が起こりました。マグニチュード9、最大震度7という地震でした。震源は岩手県の沿岸部から24キロ沖合の日本海溝付近でした。ここは、北米プレートに太平洋プレートが沈み込むところで、そこを震源として大規模な地震が繰り返されてきたところです。1611年、1677年、1793年、1896年、1933年などにも大きな地震がありました。  震度7とは、すごい地震ですね。 震度7の揺れは、もはや自分の意思では動けない揺れを意味します。地震による被害も大きかったのですが、津波による被害の方がはるかに大きかったです。大規模な津波が、東北地方及び関東地方の沿岸部を襲い、甚大な被害をもたらしました。三陸海岸はどんな地形ですか?  海岸線がギザギザになっているリアス海岸です。             そうですよね。リアス海岸では、津波が駆け上がって、高くなってしまいます。主として津波により死者・行方不明者約1万8千名の被害が出ました。右がその状況です。これは同じ震度7であった1995年の阪神・淡路大震災の被害を大きく上回ります。こちらの死者・行方不明者は約6500名です。しかし、さらに被害は拡大したのです。  何でですか?  津波により、運転に必要な電力が奪われたため、東京電力福島第一原子力発電所で事故が起こりました。原子炉が壊れ、一時は危機的な状況でした。下の資料は、事故処理の指揮をとった東京電力福島第一原子力発電所の所長であっ た 吉田昌郎(よしだ まさお)の証言です。これを吉田調書といいます。 3月14日の福島第一原発の状況 「完全に燃料露出しているにもかかわらず、減圧もできない、水も入らないという状態が来ましたので、私は本当にここだけは一番思い出したくないところです。ここで何回目かに死んだと、ここで本当に死んだと思ったんです」  「これで2号機(注 福島第一原発には1号機から6号機まで6基の原子炉がある)はこのまま水が入らないでメルト(注 核燃料が溶けること)して、完全に格納容器の圧力をぶち破って燃料が全部出ていってしまう。そうすると、その分の放射能が全部外にまき散らされる最悪の事故ですから。チェルノブイリ級ではなくて、チャイナシンドローム(注 アメリカの原発で、高温でどろどろになった核燃料が格納容器をも突き破り、接するものを次々と溶かしながら、重力により地球の中心に向かい、さらに突き進んでちょうど地球の裏側の中国に到達するという仮想の話を主題にした映画の名前)ではないですけれども、ああいう状況になってしまう。」  減圧できないということは、原子炉が爆発するかもしれないということです。原子炉が爆発した事故と言えば、吉田さんも触れてますが、1986年に旧ソ連で起きたチェルノブイリ原発事故が有名です。原子炉内の放射性物質が世界中にばらかれました。こうなったら東日本は壊滅するでしょう。また、水も入らないということは原子炉を冷却できないということです。原子炉をうまく使うには、水で冷却することが必要です。もし冷やせなかったら、次のように危機が進行します。 原子炉が水で冷却できなったらどうなるか 第一段階 原子炉の水が全て蒸発し、核燃料が露出、つまりむき出しになる。 ↓ 第二段階 第一段階の後、およそ2時間で、核燃料自らが発する高熱で溶け落ちる(メルトダウン)。 ↓ 第三段階 第二段階の後、さらに2時間で原子炉を囲む設備である圧力容器の壁を溶かして穴を開 けてしまう(メルトスルー)。 ↓ 第四段階 原子炉を囲む建物である格納容器が破られ、プルトニウム、ウラニウム、アメリシウムなど 猛毒の放射性物質が、生活環境に大量にばらまかれる(メルトアウト)。 第四段階に至れば、その影響は図りしれず、東日本には、もはや人は住めなくなるかもしれないくらいの甚大な被害となります。 つまり、原子炉爆発、あるいは、メルトスルーという二つの危機が迫っていたのですね? どちらも、少なくとも東日本には人が住めなくなるくらいの被害をもたらすのですよね? 吉田さんは「死にたい」と苦悩したのも分かりますよね。 そうです。さて、吉田さんの証言から、メルトアウトの危険が大きかったことが分かりますが、福島第一原発の事故は、上のどの段階まで進んでいたことがわかりますか。  「完全に燃料が露出している」とありますから、第一段階までは、いってしまったことは確かです。 実は、その後の調査で、1号機、2号機、3号機についてはメルトスルーまではいってしまったことが分かりました。メルトアウトの段階までいってしまったのかは、現在、調査中です。ちなみに2号機は何とか減圧に成功し、原子炉の爆発、つまり東日本の壊滅という最悪の事態は回避されました。 福島の事故はチェルノブイリ原発事故よりは、ましなんでしょうか? まぁね。環境にばらまかれた放射性物資はチェルノブイリ原発事故よりかなり少ないといわれていますが、メルトアウトが起こっているとすれば、その程度にもよりますね。日本の原子力安全・保安院はこの事故を国際評価尺度のレベル7とすることを発表しました。チェルノブイリ原発事故も同じレベル7です。レベル7より上のレベルはありません。 ようするにチェルノブイリ原発事故と同じ最悪のレベルということですよね? そうです。核燃料を作っている時、作業員に死者が出た1999年の東海村JCO臨界事故はレベル4とされています。1979年にアメリカで起きたスリーマイル島原子力発電所ではメルトダウンが起きましたが、レベル5とされています。 先生、福島第一原発は、現在はどのような様子なのでしょう? 事故処理は難航し、未だに予断を許さない状況にあります。 今回の記事はお役に立ちましたか?役に立ったとお感じでしたら、下の画像をクリックして、当ブログを応援してください。励みになります。                携帯からの方は、こちらのURLをポチして、当ブログを応援して下さい。 http://blog.with2.net/in.php?1259833 http://juken.blogmura.com 教養としての中学・高校受験社会 ...