落莫出ずる処決して今が辛いわけでもなく、昔は良かったなんて云えるような人生歩んできたわけでもなし。枷あっての自由と責務あっての自由と、どちらが幸せなのか今も私にはわからなくて。もとより自分を知らず薄っぺらな心を持ち、今昔変わらずただ悪戯に時間を浪費する私は、“あの頃には戻れない”と聴くと胃の辺りが悪くなるのである。