前回の続き。

コンビニ店長時代。
夜勤専門フリーターのイトウくんがコンビニに彼女を連れて来た。
二十歳だという。
挨拶と軽く雑談をした。

翌日。
午前中にイトウくんがお店に来た。

イトウくん(オレの彼女見てどうでした?)

オイラ(可愛いかったね)

イトウくん(いや、そうではなくて。)
 
イトウ(オレ、店長って人間の真相心理や、人間の本質を見抜く能力に長けた人間だと思っているのです。)

イトウくん(オレの彼女を見て、どういう人間だと判断しました?)

オイラ(人間の本質や真相心理の話って、相手が不快に感じたりする場合もあるじゃない?)

イトウ(いや、気にしません。本音でお願いします。)

オイラ(う~ん、派手な女の子だと思った。)

イトウ(派手ですか?洋服とかも普通ですし。)

オイラ(いや、オレが着目したのは髪の毛色だね。)

オイラ(茶色というより、赤色に近い茶髪だったじゃない、本当は派手な子なんだろうなと。)

イトウくん(なるほど。)

イトウくん(他には何を感じました?)

オイラ(他には、冷静な子だなと思った。)

オイラ(例えば1%の可能性でバンドマンとして大成功して100万ドル稼ぐ可能性がある男より、
年収800万円を安定して稼ぐサラリーマンがいたら、サラリーマンの方に行くのではないか?と。)

オイラ(年収350万円稼ぐ男がいて凄い好きだとしても、あまり好きではない男だが、年収800万円を稼ぐ男がいたら、冷静に年収800万円の男に乗り換えるタイプだと思う。)

イトウくん(なかなか鋭いですね。)

イトウくん(実はこの間、ボクの仕事やお金のことで喧嘩になったのです。)

イトウくん(ボクもうすぐ二十歳なのですけど、高校卒業してから、バンドばっかりやっていて、いつまでも定職に就かず何をやっているのか?と。)

イトウくん(ハワイに家を買ってやるから待っていろって言ったのです。)

イトウくん(そしたら、今すぐ買ってよ!って言われたのです。)

イトウくん(クソして寝ろ!って言ってやりました。)

オイラ(そうなんだ(^_^;)..)