どうもこんにちは、片岡有喜子です。

北海道でNPO法人を運営しています。

 

このブログは誰かのためになるものをと思って書いておりません。

そして、あろうことか自分のビジネスのためにアピールするための物でもなく、

 

私の中の感情がいい意味でも悪い意味でもいっぱいになった時や

誰かに聞いてもらいたいことを水に流す場所です。

 

 

そう!!

 

いわば心のトイレ✨

 

 

 

ということで、

 

旅路に起きた面白くて仕方ない話を世の中に流したくて、夜中に書いております。

 

 

ここまで読んじゃった方はもう諦めてお付き合いください。

 

 

今月の初旬に、私は鎌倉を友人と旅していました。

(一つ前の記事も旅のことだったから読んだ人は知ってるね)

 

 

その日はたくさん歩いて、足が棒になり、バスを使うことになりました。

 

バス乗り場を見つけて、ベンチによっこらしょ!と座ったところ。

 

 

 

 

登山用ベストを着てカジュアルな帽子を被ったおじさんが隣に座りました。

 

そのおじさんは「どこ行くの?!」とまあまあ大きな声で尋ねてきました。

 

まあまあ大きな声だから、無視するのが不自然だったので、

 

「建長寺に行きます」と答えました。

 

 

 

 

すると、

 

「じゃあ、この乗り場だよ!ここで待っていたら来るよ!」と言われました。

 

そう。

 

乗り場を調べて、確認して座ったから、それ知ってる。

 

そう思いながら、一応うんうんとにこやかに笑う私。

 

 

 

 

 

おじさんはベンチの隣に1人分だけ距離をとって、こちらに顔をまっすぐ向けている。

 

とっさに、私はおじさんの服装や雰囲気をさっと確認して、

 

よく見ると清潔なガイドさんみたいな感じを見てとった。

 

私の連れのお友だちはずっと知らないふりをしてスマホを見ている。

 

 

おじ「建長寺はいいよ。地味だけどすごくいいんだ。」

 

私「そうなんですね」

 

 

おじ「俺はガイドをずっとしていたんだけど、コロナでしばらくガイド出来なくて。」

 

私「(やっぱりガイドさんか・・)」

 

 

 

おじ「ところでどこから来たの?!」

 

私「北海道です。」(もうバスが来るまで会話を楽しむことにした)

 

 

おじさんの北海道の想い出話が、楽しい話から騙されてくやしかった話までどんどん変化するのを聴きながら、私は調子を合わせてうなずいたり相槌を打っていた。

 

昔カフェの店長をしていた時にカウンターで培った「聴く力」を発揮しているな、私。

と思いながらおじさんの話を聴きながら、

 

途中からおじさんがだんだん私を気に入ってきているのを察知した。

 

 

と、次の瞬間。

 

おじ「あんたに手作りチーズあげるわ!」

 

私「!!!!(チーズ!?)」

 

怖くて声が出ない・・。

 

ああああ、適当に感じよく話を合わせるからこうなるんだ。。。(大後悔)

 

おじさんはポケットからくたびれたコンビニの袋を出した。

 

ベンチに袋を置くと、日に焼けた手でガサガサと不器用に開けようとしている。

 

どうしよう。

 

おじさんの手作りチーズがあんなにくたびれたコンビニの袋から提供されようとしている。

 

そもそもチーズって持ち歩いて衛生状態を保てるものだっけ。

 

バスを待つ時間にこんな怖い目に合うなんて!!調子のいい私、バカバカバカバカ。

 

私は恐怖におびえながら、友人をちらっと見た。

 

今まで知らないふりをしていた友人も、こちらにそっと注意を向けているのが分かった。

 

 

 

 

 

そして・・・ついにおじさんが袋から手を出したら、

 

そこには袋と同じくらい年季の入った「手作り地図」が握られていた。

 

 

 

私「え~!いいんですか~!(安堵したため、かなり喜びに満ちた声)」

 

おじ「いいよ、いいよ。スマホも良いけど、やっぱりこういう地図も良いんだよ!」

 

私「ですよね♪(良かった・・・。チーズじゃなくて、本当に良かった・・。神様ありがとう。)」

 

 

 

気づいたら、待っていたバスはすでに来ていて、背後に停まっていた。

 

慌てて乗ると、まあまあ乗客が乗っていて、

 

え・・いつの間に・・と思うくらいチーズのせいで時間が分からなくなっていたのだと知った。

 

 

 

 

座席に座り、友人と「チーズかと思った(涙目)」「チーズにしか聞こえなかったよね」と話していたら、

 

おじさんがバスの乗降口のステップを上り、

 

「気を付けて楽しむんだよ~!」と大きな声で手を振って見送ってくれた。

 

かなり良いおじさんだったと最後の最後に判明した。

 

 

 

 

この話が鎌倉の旅の一番の思い出になっているのが、悔しい。

 

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こんな絶景も見たのに・・・。