これまで31か国を旅してきました♪のブログ -8ページ目
ちょっとだけ心温まる光景を目撃してしまったので、



こちらでご紹介したいと思います。




先週金曜日の話しです。




空は午前中からどんよりとした曇り空。


今にも降り出しそうな気配・・



3時から打合せだったので、


「それまでもつかな。」


なんて思っていたら、



お昼過ぎてポツポツと落ちてきた雨。



「降ってきたかぁ。」



なんて思っていると、あっという間にザアザア降りに。



雷も鳴り出した。



「時間だから行かなきゃ。」


と重い腰を上げ車に乗り込む。




街中は突然の雨で渋滞気味。




信号待ちにつかまってちょっとイライラしていた


僕の視界に下校途中の小学生、3人の姿が飛び込んできた。



小学3年生くらいだろうか。



黄色い帽子に黄色い傘。



黒いランドセルの男の子。



風雨を避けるために、進行方向に傘を向け、


前かがみいなってゆっくり歩いていた。



するとそこへ突然の突風。



3人はさらに身をかがめて耐える。



その時、1人の男の子の黄色い傘が風に舞った。



一瞬の出来事だった。



男の子の手を離れた傘は糸の切れた凧のように舞い上がり、



あっという間にビルの谷間に消えてしまった。



男の子は呆然と傘の飛んで行った方向を見つめていた。



何人か通り過ぎる大人はいたが、



その子に声をかける人はいなかった。



世間は無関心。



持っていた傘を男の子に貸してあげようと思って、



僕は路肩に車を停めた。



傘を手に取り車のドアを開けようとした時、



男の子のもとにサラリーマン風の男性が駆け寄って行った。



男性は男の子の前に立つと、


自分の持っていた傘を男の子にそっと差し出した。



傘を受け取り、少し呆気にとられたような表情の男の子。



見上げた男の子に男性はそっと微笑むと、



足早にその場を去って行った。





僕は車を走らせた。



バックミラー越しに見ると、



男の子は友達と傘を見ながら嬉しそうに笑っていた。



男の子の身長に不釣り合いな大きな黒い傘。



僕もいつの間にか少し微笑んでいた。





東の空が明るくなってきた。





もうすぐ雨も上がるだろう。