我が家には年頃の娘と息子がいる

どちらも
絶賛夏休み中で
何が目標があるわけでもなく
ましてバイトをしているわけでもなく
彼等は暇を謳歌している


私にとっては
彼等の夏休みをいかに快適に謳歌出来るか
責任を任されたような心持ちであり
毎日、
アイスやジュース、お菓子に
お昼の簡単なご飯のお供など
切れる事の無いよう、配慮がかかせない。


そもそも
そこまで気を抜けないのは
多分、それぐらいはしないといけないと考えてしまう
自分の勝手な思い込みからくるものなのは理解している。


自分が
お菓子やジュースの無い家庭で育った分
それがかえって、健康につながっていた事は
置いておいて

それはいささか惨めな感情を伴うものだったのだから
つまり、全て自己満足なのだが。



話を戻せば昨日私はとてもショックを受けた

指を挟んでしまった
いや
娘が私の、指を挟んでしまったのだ。

娘が
私が、部屋の引き戸を開けるのを嫌がって
5センチほど開いていた戸を
内側から締めた。それで私は指を痛めた。


故意にでは無い
理解している


頭では理解している
けれども
私も
親である前に
ひとりの人間だ、と言いたい。



そもそも
娘は私を嫌いだ
私を前に私を嫌いだとすら言う。


昨日
たまたま見つけたある一般人の投稿が
娘の彼氏の声にそっくりだよ〜



聴かせたかっただけだった。


私だって
急に扉を全開になどしない
ちらっと中を覗く程度で
部屋には入らないよう配慮はしている。



それなのに
隙間を閉ざされた挙句
指まで挟まれた。



自分がいたたまれない



今日は娘の誕生日
祝う気が起きない




嫌われているなら
いっそのこと
距離を置いた方がお互いのためなんだろうと思う



同じ空間で
家族でいなければならない辛さは
私もよく知っている



だいたいいつでも

扉は閉ざされたままなのだし

用がある時は
お金が欲しい時
定期が切れる時と決まっているのだし



困った時あてにする人
彼等の世話をするのは
何故か私という認識はあるようだし

彼等は彼等なりに
仕方なく
ここに居るしか無いのだろう


早く大人になって
仕事に就いて
自立出来ると良いね



さっきはごめんと
一応
口先では謝れる娘にエールを送る



 
だけれど
誕生日おめでとうは言えそうもない。



そろそろ

嫌いだと言われた相手に、
誕生日を祝う気持ちは湧かないって
親でも悲しくなるってことを


理解できるようになってね。