ブログの連載も今回で10回目チョキ


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ところで今回は、


ロシア人日本語教師の待遇について


書きたいと思います。



ロシアでは


医師と教師に対する社会的地位は高いアップ


と言われていました。


(10年前の話で、現在は定かではありません。)



それは、その職に就くのが難しいからです。




しかし、その一方で給料が安くダウン


現に勤務校の教師たちの給料は


遅配されることもしょっちゅうでしたしょぼん



現地にいると分かるのですが、


医者も教師も圧倒的に女性が多いのです。


なぜだか分かりますか?




勘のいい方はお分かりかと思いますが、


医師も教師も男性がその職に就いた場合、


その給料ではやっていけないダウン


・・・・・・・からだと聞きました。



それを聞いた時、なるほどと合点が行きました。


シュコーラ(ロシア語で学校の意)に行っても、


教師は女性ばかり。


校長も女性。




そう言えば、新潟県の教育長が


ウラジオを訪問した際に


市内のシュコーラを視察したのですが、


訪問校の校長が若い女性だったので、驚いていました。


日本ではいくら若手登用、女性登用といっても


まだまだ40代半ばくらいでしょうか。





勤務校の同僚も


「給料なんて、

 

 家族の通勤、通学の交通費だけで消えてしまうパンチ!


とぼやいていたのを覚えています。



その方は、


カムチャッカの漁船に乗って通訳をすると言って、


長期に渡って大学を休んでいらっしゃいました。



「授業に穴を開けて何ていう教師だむっドンッ


と最初は思いましたが、


後ろ盾のある派遣者である日本人の私には、


生きていくために「出稼ぎ」に必死なその先生を


非難する資格などありはしなかったのです。




私は現地通貨で


大学から給与を支給されていたのですが、


同僚と給料の話をするのがとても億劫でした。



学生とも同僚教師とも本当に仲良くなれたのですが、


生活格差の面だけは最後まで触れたくなかったし、


私にとって心理的にどうしようもない、


埋まらない溝のままでしたしょぼんDASH!


帰国後、ロシア事情通の方に聞いた話では、


そもそもソ連時代から、国旗の絵柄にあるように


鎌とハンマーに象徴されるような


労働者階級を誉れとし、


インテリ・ホワイトカラーは鼻を抓まれていたようです。


その名残だということらしいです。



なるほどと納得しました。



でも、医療と教育をおろそかにしている国にダウン


明るい未来が訪れるとは


絶対に思えませんでした。ショック!



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