1987年夏、南京大学に留学中の友人・垂秀夫さんと雲南省を旅行しました。香港で落ち合い、広州まで移動し、広州から昆明まで飛行機で飛び、そこから小型飛行機と長距離バスを2泊3日乗り継いで 西双版納(シーサンバンナ)という少数民族・泰族(タイ族)の故郷へ行きました。ここはベトナム・ミャンマー国境に近く、稲の原産地といわれている地域です。現在のタイ国の人たちの民族的故郷で、タイ国同様に仏教徒がたくさん住んでいます。今は飛行場ができて観光地化されましたが、当時は林の中に隠されている、まさに桃源郷でした。


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住民の多くは日常的に民族衣装を着ており、小さな食堂でも蒸しご飯や川魚の煮物などの泰風料理を食べることができました。おいしい魚が獲れたという飯屋のおっちゃんが出してきたのはナマズの味噌煮込みでした。民族服を着たかわいい少女が私たちを珍しそうに見上げていました。


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私たちはシーサンバンナの都・景洪(ジンホン)に一週間滞在し、ある日は町の中心部を歩き回り、別の日には宿で借りた自転車で隣の村まで出かけました。また、メコン川の源流 爛滄江をさかのぼるフェリーボートで国境に近い村を訪れた日もありました。景洪(ジンホン)の町そのものは、特に見所のないところです。ただ、ヤシの街路樹がきれいで、真夏でもそれほど暑くなく過ごしやすい不思議な魅力のあるところでした。水田が広がる村の風景、少数民族の人たちの生活風景に心安らぎました。


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私たちの訪問から数年後に西双版納(シーサンバンナ)飛行場ができ、観光客がおしよせて、落ち着いたたたずまいは一瞬でなくなったそうです。


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