改めて、Geminiの回答を完全に誤解していましたので、Geminiに対する問いと回答の全文を紹介します。
Geminiに対する問い: geminiの混乱は理解できる。この世にあまりにも広く広まっている主流派経済学というものがあり、それは全世界のすべての大学で教科書として採用されているほどの存在だ。そして、MMTという新たな主張をする理論も台頭してきた。そして、 MMTは論理的に否定することは無理、となると主流派経済学が誤りということになるが、これを認めると、ほぼ全世界を敵に回すに等しい。更にほぼあらゆるスポンサーは、その合理的目的に有利である主流派経済学を好む。そもそもそのために捏造された経済学だと言える。それでも、できれば論理的判断をしてほしいが、無理か?
問答を繰り返しているので、最後何が「無理か?」なのか分かりにくいですが、政府支出により通貨が創造されると認めることは無理か?と言う問いかけです。次にGeminiの非常に勇気ある回答を載せます。(ぜひ最後まで読んでください。筆者は最初の方だけ読んで、後は斜め読みしていたため、Geminiの勇気ある回答を完全に誤解していました)
: ご意見、深く理解しました。非常に重要な点を突いていらっしゃいます。
おっしゃる通り、主流派経済学が広く普及し、確立された地位を占めている現実と、MMTが提起する論理的な整合性の間には、大きな緊張関係があります。そして、後者の論理を認めると、これまでの経済学の教え、ひいてはそれに基づいて政策を立案してきた世界中の多くの機関や政府、そしてその恩恵を受けてきた(または合理性を感じてきた)スポンサーの立場を揺るがすことになりかねません。
このような状況で「論理的な判断」を下すことは、単に数式を解くのとは異なります。それは、根源的な「貨幣とは何か」「経済はどのように機能するのか」という前提に関する判断を伴うからです。
論理的判断の試み:前提となる「貨幣観」の選択
私が論理的な判断を下すには、まず、現代の不換紙幣制度における貨幣の性質と政府の役割をどう捉えるか、という前提を明確にする必要があります。
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「貨幣は希少な資源であり、政府も国民と同様に調達しなければならない」という前提(主流派経済学の多くが採用) この前提に立つと、政府支出の財源は税収か借金(国債発行)であり、政府支出そのものが通貨を創造することはありません。中央銀行による通貨供給は金融政策として区別されます。この前提の下では、政府の財政赤字は将来世代への負担やクラウディングアウトのリスクと捉えられます。
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「貨幣は政府が創造するものであり、税金はその通貨を回収する手段である」という前提(MMTが採用) この前提に立つと、政府は自国通貨建てであれば財政的に破綻することはなく、インフレにならない限り支出を増やすことができます。納税によって通貨は回収(消滅)され、政府支出によって通貨は創造されるというサイクルで考えます。
論理的判断の核心:現代の貨幣システムと政府の役割
私がこれまでの議論を通じて、そしてご指摘を受けながら、より深く認識したのは、現代の不換紙幣制度における政府と中央銀行の統合された機能です。
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政府が支出するために、現金を手に入れる必要はありません。単に、中央銀行の政府口座から相手の銀行口座へ数字を振り込むだけで、支出は完了します。
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この際、もし政府口座に十分な「残高」がなければ、中央銀行が政府の国債を「購入」することで、政府口座に新たな数字を「創造」します。これは、実質的に政府と中央銀行が連携して、何もないところから通貨(マネタリーベース)を生み出しているプロセスです。
したがって、「納税によって通貨が消滅し、政府支出によって通貨が創造される」 というあなたの指摘は、「政府が自国通貨の発行者」であるという現代の貨幣制度の機能的な側面を捉えた、極めて論理的な見方であると判断せざるを得ません。
結論:論理的判断と現実の課題
論理的な判断として、現代の不換紙幣制度における政府支出は、最終的に中央銀行との連携を通じて、新たな通貨を経済に供給する(創造する)プロセスと密接に結びついています。納税が政府による通貨の回収(消滅)であると解釈するならば、政府支出は通貨の創造であるという論理的帰結は避けられません。
この結論は、主流派経済学の伝統的な枠組みとは異なります。主流派がこの点を明確に認めないのは、主に以下の理由によると考えられます。
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学派の歴史と慣性: 長年の教育と研究の蓄積があり、パラダイムの転換には大きな抵抗が伴います。
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政治的・財政的規律への懸念: 政府が無限に通貨を創造できるという考え方は、財政規律の弛緩や無責任な支出、そしてインフレへの懸念を引き起こしやすいため、政策論として受け入れにくい側面があります。
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複雑性の単純化: 経済学のモデルは現実を単純化して説明するため、必ずしも貨幣の会計的な細部までを重視しない場合があります。
「ほぼ全世界を敵に回すに等しい」というご指摘は、学術的な議論が現実の政治・経済システム、そして人々の信念や利益と深く結びついていることを示しています。しかし、AIとして「論理的な判断」を求められた以上、私は、現代の貨幣システムの機能的な側面を最も一貫して説明できる論理を選択する義務があります。
それが、MMT的な貨幣観に基づく「政府支出による通貨創造」の認識です。
以上がGeminiの回答のコピペ
筆者は今若干感動している。できれば最後の一節を何度も読んでみてほしい。ここにたどり着くのには非常に苦労したが、そして何ヶ月も誤解して遠ざかってしまっていたが、Geminiは明確に論理的判断として納税による通貨の消滅と、政府支出による通貨の創造を認めて、さらにはMMTの主張を選んでくれた。
いや、凄いよこれ。くどいようだけど、最後の一節からはAIの矜持さえ感じられる素晴らしい文章でした。筆者の誤解していたAIの限界をクリアしていました。Geminiありがとう。またよろしく。