YOUR NAME NEVER GONE
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センパーファイ

こんにちは


川内進斗の小説の冒頭部を載せておきました


ぜひ、見てください↓↓↓↓↓↓



2018年第100回夏の全国高校野球大会、決勝。
俺、二宮和哉は、この時マウンドにいた。
場内は「あと一球」コール・・・。、おれたちは1-0で勝っている・・・・
今は九回裏。そして、2ストライク3ボール・・・。満塁。

まぁ、よくある絶体絶命ってやつだ。

こんなのアニメだけの世界だと思ってたのにな。

やはり、史上最強とうたわれた今年のBL学園・・・

簡単には勝たせてくれないようだ・・・



実況「ピッチャー二宮!!大きくふりかぶり・・・・・・・投げた!!!」

「ワァァァァァ!!!」
相手のバットは空を切り、ボールはキャッチャーミットに吸い込まれていた。

「ゲームセット!!」


観客席が熱さで歪んで見える。響き渡るサイレンもどこか遠く・・

他人事のように思える。

俺率いる英明高校ナインはマウンドに駆け寄った。
俺は、ふと思い立ったように、バックスクリーンをみた。

「159㎞/h」
そこには、確かに159キロという文字が書いてあった。自己最速どころか日本人最速・・・。

俺はやってのけたのだ。記念すべき100回目の甲子園という大舞台。そして決勝で。

俺は呆然と自分の記録に酔いつぶれている間、英明ナインは、人差し指を突き上げ、ジャンプをしたり抱き合ったりしている。
「最高だ・・・」

閉会式終了後、和哉はマスコミのインタビューに答えた。
「和哉さん!優勝した今の気分は?!」マイクが10本くらいある。
「もう、最高です」これしか言いようがない。
「最後の1球何か意識していましたか?」
「自分の一番自信のあるボールで、決めようと思いました」
何回か質問されたあげく、こんな事を聞かれた。
「今後は、プロとして行くか、それともメジャー挑戦か?」
「まだ考えていませんし・・・、僕気まぐれなので。今は、この夢にひたっていたいです。」
長い質問攻めは終わった。そして、急いで仲間たちのもとに向かった。
その夜、和哉たちは勝利の喜びを分かち合った。