これは、素人っぽさとプロっぽさの境界を
最も明確に付ける要素と言っても過言ではありません
これがある絵は、他の部分が少しおかしくても上手く見えて
逆にどれだけ丁寧に描いてもこれがないと残念な絵に見えます
何でしょうか?
“立体感”です
絵は常に、3次元空間をいずれかの方向から見て
切り取られた平面が描かれています
つまり、元は立体であるという情報が描かれていないと
違和感を与えてしまうのです
逆に、そこにどんな立体があるのか一目で分かる絵は
細かい違和感を感じにくくなります
ここでは、今すぐ実践できる小技を1つご紹介します
"前後を作る"という技です
次の2つの絵を見て下さい
何が違うでしょうか?
右のほうが上手く見えると思いませんか?
違いは何でしょう?
右の絵では、物体の「前後」を意図的に強調しています
こうすることで、見る人に意識させる情報が増え
(これを「情報量」といいます 詳しくは記事にて)
魅力的な絵に見えやすくなります
これは3つのステップで実行できます
1.構図をつくるとき、身体と顔は別の向きに傾ける
(斜め同士が描きやすいです)
2.線画を描くとき、光源に対して
前にあるパーツ 後ろにあるパーツ
を分けて描く
(前後の間に段階を作ってもOKです)
3.色を塗るとき、前のパーツは全体的に明るく
後ろのパーツは全体的に暗くする
(パーツの中の明暗は別に付けます)
実際に描いてみましょう
どうやって描けばいいかわからないところは
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