大阪、谷町の東森商店 オーダースーツ REV35 -37ページ目

適度に真面目な話。

最終章、『良いスーツ』の条件、“加工設計”です。



ではまず“加工設計”とは何か。

厳密には“加工設計”というのは、

加工技術の中の、
①設計技術
②縫製技術

に分類されるところの、①である設計技術のことです。

ただ、加工技術の②である“縫製技術”があまりにも大切であったために『良いスーツ』の3つの要素として独立さして、

“生地” “縫製技術” “加工設計”

と分類させていただきました。

①設計技術だけでは正直パワーが足りないので、そこに絶対必要不可欠な“縫製技術”の力を借りて、“加工設計”という設定で説明することにしています。

もう少し分かりやすく家で例えてみます。

『良い家』

“良い木材(生地)” “敏腕大工(縫製技術)”


それともうひとつ“オシャレな図面をひく設計士”では、スーツの場合は弱いのです。

そこは、

“施工段階から竣工まで大工のことを十分に理解し、そして大工に対して思いやりのある無理のないオシャレな図面をひく設計士”

になるのです。

長すぎます。

というわけで、設計技術に“縫製技術”も含めて、“加工設計”というくくりになるのです。



では本題に入ります。

良い“加工設計”とは。

・美しいシルエット
・動きに対する機能性
・ディティール、デザインの美しさ
・体型へのフィット
・快適な着用感

こんな感じです。

要は着やすい上にナウい(!!)デザインかどうかということ。

設計に無理があればその歪みがいつか出てきます。

それがシワであったりつっぱりであったりほつれであったり様々です。

やはり何度も述べるように、紳士服とは実用的でなくてはなりません。

写真で見ると綺麗、しかし着てみると変。

吊しのスーツによくあることです。

スーツとは消耗品であり動的なものなのです。

常に直立不動のマネキンにしか似合わないスーツが人間に合うわけありませんよね。


“良い加工設計”は着やすく美しく、その着やすさと美しさがいつまでも保たれます。

高度な設計技術は縫製を容易にし、高度な縫製技術は設計の不備をカバーします。

この2つの技術は一蓮托生であり、双方の技術の総和が高度な品質を作り上げます。







3回に渡って『良いスーツ』の3つの要素である、

“良い生地” “良い縫製技術” “良い加工設計”

の話をしてきました。

読んでいただけるとお分かりになると思いますが、どれも絶対に欠かせない条件なのです。

感触、着心地、デザイン、丈夫さ、そこに適当な値段、全てを兼ね揃えているものが本当の『良いスーツ』ではないのでしょうか。


次回は番外編としてスーツのうんちく又は“良い付属品”等についての話をしようかと考え中です。


乞うご期待!









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