今日、ふと思った。

ずっと以前からの疑問に対する応え。

祈ってみたら、涙がこぼれてきた。

多分、そうなんだなと思った。

ずっと思ってた疑問、

「何故お父様はあのような笑顔で笑えるのか」

これは、なかなか難しい問題だった。

色々と想像は出来るけど、自分の中で腑に落ちる応えには至れなかった。

それが今日、突然にふと思ったのである。

「ああ、そうか。お母様がいたからだ。」

苦難の連続、無理解と理不尽にさらされた人生。

神の願いを果たすため、誰よりも涙を流してこられたお父様が、

なぜ、み旨が果たされず、絶望にも思えるような状況の中、あのような笑顔で笑われるのか。

「お母様がいつもそばにいらっしゃったからだ。」

祈ってみたら、ジワジワと涙がこぼれてくる。

お母様だけは、どんなときも共にあった。

どんなときも不平不満を口にせずひたすらについていった。

ご聖婚され、7年路程の最も過酷な時期、お母様が耐えかねて出て行こうとされた時、

道の先に涙を流し立っておられるお父様を見て、踏みとどまった、という証を聞いたことがある。

この証を聞いた時、とてつもないお父様の言うに言えない孤独な心情を感じたが、
そんなお父様の孤独は、お母様によってのみ解かれたのではないか、と今更ながら思った。

そんなお母様が地上において、どのような判断をし、決断を下し、行動していたとしても、
きっと全面的に協助されているだろうと、また改めて思うのである。

さらに付け加えさせて頂くとするならば、

なぜ自分がこのような確信に至れたのか、という事。

それはひとえに妻の存在によるところが大きい。

先日あることで、心から笑えた瞬間があった。

それは非常に些細な日常の出来事ではあったが、その瞬間、様々な心の仕えやもやもやが、

それはもうすっ～と消えてなくなっていったのである。

笑う事が人間にとってどれほどの効果があるのか、この時身を持って実感した。

そして今日、鏡を見ながら、ふと笑顔でいられる自分に気が付いた。

現実的な問題や、憤り、もやもやがあったとしても、何故かこうして笑っていられる自分に気が付いたのである。

それは何よりも妻の存在が本当に大きい。

誰よりも理解し、支え、共に歩んでいこうとしてくれる、そんな妻の存在が、知らず知らず自分を笑顔にしてくれていた。笑顔になれる時間を与えてくれていた。

そう気付いた時、ふと、お父様の笑顔のわけがわかったのである。

あの笑顔のわけは

「お母様がいたからだ」

これが応えだと感じる。

ジワジワと感じるのである。

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