サッカーの話です。どうしても書きたくて。
少し長いですが、お付き合い下さい。
日本サッカー界における黄金世代と言うと、
小野、高原、稲本、遠藤、小笠原らの79年組の事。
広く言うと76~80年生を差し、中田、松田、柳沢、宮本(76年)、
中澤、中村(78年)らの世代。日韓ワールドカップの時の中心メンバーです。
黄金世代(79年組)の世界大会の実績は、
1999年ワールドユース(20歳以下の世界選手権)で準優勝。
2000年シドニーオリンピックではベスト8。
2002年日韓W杯 ベスト16。
と華々しいものです。
上記の様に76~80年生の選手の活躍に対して、
81~84年生(アテネ世代)は黄金世代の様な実績を上げる事が出来ず、
『谷間世代』と言われていました。
2001年ワールドユース グループリーグ敗退。
2004年アテネオリンピック グループリーグ敗退。
2006年ドイツW杯では2名しか本大会にエントリーされませんでした。
その『谷間世代』が、今回のワールドカップメンバーの中心選手です。
長谷部誠、松井大輔、駒野友一、田中マルクス闘莉王、阿部勇樹、大久保嘉人、
今野泰幸、川島 永嗣、岩政大樹、矢野 貴章。
いつも「カズの頃は…」、「中田の頃は…」と比較され、悔しい思いをしていた世代。
Jリーグで活躍し、何とかしてみんなに見てもらおうと踏ん張っている世代。
『谷間世代』と揶揄され、色々な想いを抱いて今大会に挑んだと思います。
その悔しかった思いが伝わってきました。
必死さが伝わってきました。
伝わってきたからこそ、サッカーにあまり関心のなかった人達も、
日本代表(監督も含めて)を非難していた人達もテレビに釘付けになり、
日の丸を背負い戦う日本代表に声援を送ったんだと思います。
だから、この写真を見ると涙が止まりません。
お前らが黄金世代だよ!
下を向かずに、胸を張って日本に帰って来て下さい。
感動をありがとう。本当にお疲れ様でした。