●マウントされたあなたへ
いつの頃からか
他者に自慢をしたり
見下したような態度を取ることを
「マウントを取る」
と表現するようになりました。
あなたにも
マウントされた経験はありませんか？
個人セッションでも
「マウントしてくる同僚がいて困ってます」
といったご相談を受けることがあります。
マウントされるのは
決して気持ちの良いものではありませんね。
「私だって！」と言い返したくなったり
度重なると
「もうこの人とは関わりたくない」
と感じるかもしれません。
今日は、マウントについて
私の思うところを書こうと思います。
よろしければお付き合いください。
（これが正解というわけではなく
あくまでも私見ですので、念のため。）
マウントしたがる人の特徴
誰に対しても
マウントを取ろうとする人は
自分に自信がないことが多いです。
自信がないからこそ
以下のような「持ち物」こだわります。
・所有物（家や高級ブランド品など）
・学歴や肩書き、家柄
・他者からの評価（SNSフォロワー数など）
・過去の栄光（成功体験）
これらを全て取り払った
素の自分に自信が持てないと
感じているのかもしれません。
ちょっと辛口な表現をすると
「勝負できるものが持ち物しかない」
とも言えます。
特にあなたに対してマウントしたがるのは
無意識のうちに
あなたを脅威に感じているからです。
もしあなたが本当に
取るに足りない存在だったなら
自分が優位なのは分かりきっているので
わざわざマウントする必要はありません。
「自分は負けている
（劣っている）かもしれない」
という恐れが
無用なマウントに走らせるのです。
例えば幼稚園児が
「ボクは（あなたよりも）
こんなに上手に絵が描けるんだよ！」
と自慢してきたとします。
自分の方がはるかに上手だったとしても
ムキになって
「何言ってんの！私の方が上手よ！」
とは言い返さないでしょう。
むしろ
「どれどれ？わぁ〜ほんとだ。上手だね。」
と、相手の気持ちを
温かく受け止めてあげると思います。
本当に凄い人は
マウントを取ったり
ひけらかしたりしません。
わざわざそんなことをしなくても
自負がありますし
周囲からも自然と一目置かれます。
マウントされたら
では実際にマウントされたら
どう対処するのが良いでしょうか。
ちょっとググると
・相手を冷静に見る
・受け流す
・無視する
・負けてあげる
・嫌だと伝える
などなど
さまざまな対処方法を
見つけることができます。
個人的におすすめなのは
「そうなんですね（そうですか）」
の一言です。
昔、「笑っていいとも！」の
テレフォンショッキングの冒頭で
タモリさんが何を言っても観客が
「そうですね！」
と答える「お約束」がありました。
これと同様に
どんなマウントを受けても
「そうなんですね（そうですか）」
と返していると
そのうち張り合いがなくなり
無用なマウントは
しなくなっていくでしょう。
さらにエスカレートするようなら
マウントが始まった時に
「それがどーした」という意味を込めて
「で？（それで？）」
と聞き返すのもアリです。
最後に
マウントをとりたがる人は
どの界隈にもいます。
マウントされるあなたに
何か問題があるのではなく
相手の自信のなさが原因です。
もし可能であれば
こちらから距離を置くのが
一番かもしれません。
職場の上司（先輩）など
距離を置くのが物理的に難しい場合は
「心の中」で距離をとりましょう。
その上で、あなたが抵抗なくできる方法で
対処するのが何より大切だと感じます。
あなたの心にゆとりがあり
「やってみてもいいかな」
と思った時に
マウントしてきた人が
本来の自信を取り戻し
無用なマウントをせずに
楽しく会話している姿
をイメージしてみてください。
イメージの力は
自分だけでなく
他者にも影響を与えます。
今日もあなたが
健やかでありますように。
あなたの日常が
極上でありますように。
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