173回 LINEスタンプに触覚刺激!感情が伝わるスタンプ

 

 

 若い方で、LINEを知らない方は、いないのではないのかというぐらい、世間に浸透してきているようですが、スタンプが送られてきても、いまいち、思いが良く分からないことは少なくありません。

 

 そんな不満を持つLINEユーザさんに、感情が伝わる触覚刺激機能を付けようという試みをしている大学の先生のお話がありますので、どうぞ

 

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 今回の実験は、「視覚に触覚を加える事で、より豊かな触感が表現できるか」の基礎知見を得るために実施しました。

 

 LINEスタンプの見た目の印象から触刺激をデザインし、振動によってその触刺激を実装することで、より高い感情を伝達できるかどうかを検証しました。

 

 この研究では、LINEスタンプに、触覚刺激(バイブレーション機能)を付与することで、表現力をより豊かにする実験を行いました。

 

 実験には共通課題と独自課題を設定し、各スタンプからイメージされる触覚刺激をデザインし、実装には波形編集ソフトウェア「Audacity」(http://www.audacityteam.org/)と振動体「バイブロトランスデューサ」(http://www.acouve.co.jp/)を用いました。

 

 参加した8グループのうち「触感が有効である」と答えたのは7チームで、結果87.5%が「触感がLINEスタンプの表現力を豊かにする効果がありそう」だと答えました。

 

 参加した学生からは「受け手が感じる印象を強められそう」「スタンプを利用する楽しみが増える」などの意見もありました。

 

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 要約すると、

 

 LINEスタンプを送るときに、

 

 ・振動の情報も送る(バイブレータ)

 ・スタンプ毎に特定の波形データで振動させる

 

 という手法で、感情を伝えようとする試みですが、87.5%の方が、いい反応だったとのことです。

 

 

 但し、このLINEスタンプのバイブレーション機能を有料にした場合に購入するかとの問いには、否定的な意見が多かったとのこと。

 

 つまり、お金を払ってでも必要な機能というわけでは、なさそうです。

 

 この分野で、ビジネスを進めようとされている方がおられましたら、参考にしてください。

 

 ビジネス化には、結構、深堀が必要な感じです。