エイジレスの156回 睡眠不足の原因は、タッチスクリーンを使いすぎ?
以前から、パソコンの画面から出てくる電磁波が悪いとか、携帯電話の見過ぎが悪いとか、電子機器、特に情報端末は、長い時間使うこともあって、色々と悪い噂が絶えません・・
今回も、そんな噂をさらに拡散させると思われる論文です。
しかも、対象が乳幼児なので、その影響力は大きそうです。
では、論文をどうぞ
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ここ数年でタッチスクリーン機器を所有する家族が急速に増え、2016年の報告書によれば、英国内の家族用住宅の86%で、主に携帯用メディア機器によるインターネット接続が行われている。
今回、Tim Smithたちの研究グループは、2015年6月から2016年3月までの期間中に生後6~36か月の乳幼児715人の親を対象として、インターネットを使った調査を行った。
調査の結果、タッチスクリーンの使用時間が長い乳幼児は、夜間の睡眠時間が減り、日中の睡眠時間が増えて、総睡眠時間が減ったことが判明した。
使用時間が1時間長くなると、総睡眠時間が15.6分短くなっていた。
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ということで、乳幼児には、タブレットやスマホは触らせない方が良いようです。
今回は、睡眠時間がターゲットとなりましたが、長時間の使用は、目にも悪いし、小さい子は、電磁波の影響も、大人より受けやすいと思われます。
また、近年話題のブルーライトについては、
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可視光線の中で最もエネルギーが強く、眼の奥の網膜にまで
届いてしまう青色光(380〜495ナノメートル)のこと。
LEDディスプレイの普及により接触する機会が増え、
体内時計を狂わせたり、眼に与える影響が懸念されています。
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ということです。
さらに、ブルーライトにかかわる論文には、
網膜への影響
角膜への影響
目の疲れ
睡眠への影響
精神への影響
肥満への影響
癌への影響
など、多くの報告があります。
いずれも、確定した学説ではありませんが、長時間、見続けることは、避けた方が良さそうです。