146回 カエルの合唱の法則を発見って、なに?
桜も咲いて、田んぼがたくさんある地域では、カエルが騒がしくなりだす頃だと思います。
都会暮らしの方には、全く役に立たない話なのですが、カエルの合唱には、法則があるとのことです。
雑学ですが、子供の頃に、「カエルの歌が・・・」と歌っておられた方も多いかと思いますが、あの曲、ドイツ見ようらしいです。
以下、研究成果です。
----------------------------------------------
日本全域に生息するニホンアマガエル(以下、アマガエル)の合唱には法則(パターン)があることを、音声可視化装置と数理モデルを利用して発見しました。
アマガエル同士が、お互いに発声のタイミングを変化させながら、どのように影響を及ぼし合っているかは、個体ごとの発声のタイミングと位置の測定が難しいこともあって、これまで分かっていませんでした。
そこで共同研究グループは、アマガエルの鳴き声に合わせてLEDが点滅する音声可視化装置「カエルホタル」を独自に開発しました。
その結果、野外では複数のアマガエルが交互に鳴き交わす傾向があることや、個体ごとは1~3m程度離れていることを発見し、さらに数理モデルを用いて野外で観測した発声のタイミングと位置を定性的に説明しました。
-----------------------------------------------
カエルの鳴き声が同期して、合唱に聞こえるようすを捉えた画像です。
特許まで取得した独自開発の装置で、捉えた画像ですが・・・
やっぱり、何の役に立つのかは、わかりません・・・
でも、その筋の方にとっては、素晴らしいことのようでして、オーストラリア、パナマなどで他種のカエルの研究にも使っており、さらに、昆虫など、夜行性で音声を発する動物の行動研究への応用が期待できますとのことです。
研究者の皆様、頑張って下さい!