136回 正しい入浴法らしいです。毎日、入浴しない入浴法。
日本人ほど、お風呂好きの国民もいないそうで、ほとんどの地域で、毎日、体をきれいにすることは、ないとのことです。
で、入浴医療の世界では、むしろ、日本人の方が間違っているようでして、毎日、湯船につかると、良くないらしいのです・・
入浴医療の第一人者・国際医療福祉大学の前田眞治教授によれば、
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1.湯温は、38~41℃
42℃を超えると身体が熱さを感じ、かえって血管が収縮。温まらないという逆効果があるということです。
2.シャワーのみはNG
湯船に浸かることで、バイキンから身体を守る免疫反応や、怪我した時に細胞を修復する物質が出るそうです。
3.湯船に浸かるのは週2~3回
湯船に浸かるのは体温を上げて身体に刺激を与えることが目的なので、刺激が習慣化してしまうと効果が得られにくいとのこと。
免疫力を上げるためには週2~3日がベストとのことです。
※深部体温が1℃上がると、免疫力6倍という報告もあります。
4.半身浴にダイエット効果なし
最初のうちは塩分などを含んだ汗が出るが、次第に汗は体温を下げる目的のためだけに出るようになり、汗の成分がほとんど水だけになるらしいです。
つまり、せっかく汗をかいても、水を飲めば、体重はすぐ元に戻ってしまうということです。
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毎日、入浴することが悪いのではなくて、毎日、湯船に浸かりすぎると、免疫力アップ効果が薄れるということなので、普段は、「烏(カラス)の行水」的な入浴をされて、たまに、ゆったりと浸かってきた方は、むしろ良かったのかもしれません。
ネットで、検索してみると、たくさんヒットしますが、入浴医療の世界とは、全く逆の主張をされている例もすくなくありません。
立場が変わると、見方も変わるようですので、皆様が納得される方法でよろしいかと思います。