115回 「金塊」の作り方教えます!30分で200gできます。

 

 

 細菌さんのお話です。

 

 人の体内にも、100兆匹以上の細菌さんがいて、日々、人の美容や健康のために働いてくれているのですが、今回のお話は、「金を生む菌」のお話です。

 

 ただでさえ、日頃からお世話になっているのに、金までお世話してくれるなんて、素晴らしいです。

 

 で、その菌の名前は、

 

 「デルフチア・アシドボランス(Delftia acidovorans)」って名前の菌さんです。

 

 名前を聞いても良く分からないと思いますが、自然界にいる菌でして、金のあるところに住んでいます。

 

 普通、菌類にとって、金などの金属は有害物質なのですが、デルフチア・アシドボランスという菌は、代謝によって、金を無害化したうえで、塊として、体外に排出します。

 

 つまり、金を食べるけど、消化しないで、そのまま塊にして、ウンチ💩にするということです。

 

 

 で、さらに凄いのが、「シワネラ・オネイデンシスとシワネラ・アルジェ」という菌さんです。

 

 金のほか、プラチナや、排ガス浄化用の触媒に使われるパラジウム、ロジウムなどのレアメタルもウンチ化してくれます。

 

 

 しかも、ウンチ化するスピードが凄くて、200ppmの金イオンが溶けた水溶液の実験では、わずか30分でほぼ全量の金を回収できたとのこと。

 

 同じ濃度の排水1トンならば、200グラムの金を回収できる計算となります。

 

 (因みに、目には見えませんが、海水や鉱山があった川の中に、金やレアメタルが含まれています。材料は、至る所にあります。)

 

 相場的には、金よりも、レアメタルの方が遥かに高いので、このスピードなら、寝てる間に、大金持ち~なんてのも、夢ではありません。

 

(※余談ですが、本日3/10(金)は、鬼宿日という、とっても金運のいい日です。大金持ちを目指されている方は、こちらも、ご活用ください → 3月の金運のいい日と吉方位

 

 

 で、この菌も、鉄などの金属がある自然界なら、お目にかかれるそうですので、気になる方は、お早めに、捕まえに行った方が良いかもしれません。(早い者勝ちです!)

 

 因みに、ナノレベル(10のマイナス9乗)に小さいので、高精度の顕微鏡がいるかもしれません。

 

 ご健闘をお祈り致しております。

 

 

 (注意!)「金を作る菌」をお腹の中には、入れないでください。金が詰まって便秘になるかもしれません・・(笑)