第30回 奥宮・元宮シリーズ5 ちょっと変わった金刀比羅宮の奥宮


 ブラタモリを見ていて、思いついたので、今回は、こんぴらさんで有名な金刀比羅宮(ことひらぐう)です。江戸時代には、伊勢神宮に双肩するほど人気のお宮さんです。元は、「琴平神社」という名前だったのですが、神仏習合で「金毘羅」になり、明治の神仏分離令で「金刀比羅宮」と名前を変えたようです。

 本宮に行く途中にあるお宮「旭社」があまりにも立派だったので、清水の次郎長の代参でやってきた森の石松が、本殿と思い込んで、次郎長から預かってきた奉納品を置いて、帰ってしまったという逸話があります。
(因みに、旭社の神様は、最高神「天之御中主(あめのみなかぬし)」様です。)

 また、階段が多いのも有名ですが、一旦、786段まで上がって、1段下がったところに本宮があります。
 これは、786が「なやむ」ということで、ゴロが悪いとのことで、785段目を本宮にしたという話もあります。

 主祭神は、大物主命(オオモノヌシノミコト)様で、出雲大社(いずもおおやしろ)の神様「大国主命」様の和魂(にぎたま:神の優しく平和的な側面)です。
(※荒魂は、荒々しい側面で、戦いに時に必要です。)

 海上交通の神様として、祀られているので、荒々しさは、シケをイメージするため、和魂だけ、連れてきたのかもしれません。
 
 他の神社さんとは、色々と違うことが多い金刀比羅宮ですが、奥宮も変わっていて、普通は、主祭神が最初に鎮座された場所とか、祖神がおられた場所だったりするのですが、金刀比羅宮の奥宮、厳魂神社 ( いづたまじんじゃ)の主祭神は、元神主さんです。

 宥盛さんという名前の金毘羅大権現別当金光院主という金刀比羅本教の教祖様でもあるようでして、亡くなる時に、死んでからも金刀比羅宮を守るためと、生まれ変わって、また、金刀比羅宮にお仕えするという目的のために、本宮を見据えるようにお宮を作ったとのことです。

 

 余談ですが、旭社の主祭神でもある、最高神「天之御中主」様に、常日頃から、感謝の気持ちを伝えていると、いいことが起こると言われています。

 どうしても、幸せになりたい方は、「あめのみなかぬしさま~ お助けいただきまして ありがとうございます~」と、一日の間に、10回×10セットを唱えてみてください。で、最低でも3か月は続けないといけないそうです。

 がんばれー!



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