第84回 ライフサイエンス的ダイエットの最新事情!エイジングレスにも良いと思います
では、ライフサイエンスの世界における肥満の科学的な解明はどこまで進んでいるのでしょうか。
近年、体内の脂肪細胞や腸内細菌に対する研究から、肥満の治療につながる興味深い事実が明らかになっておりますので、知っている方もおられると思いますが、改めてご紹介します。
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肥満は健康上の様々なリスク要因であり、肥満症の増加は社会全体の医療費抑制にとっても重要な課題となっていますが、様々なダイエット法を試してみても、一時的には効果があっても、結果的には、うまくいかない方も少なくないのではと思います。
では、ライフサイエンスの世界における肥満の科学的な解明はどこまで進んでいるのでしょうか。
近年、体内の脂肪細胞や腸内細菌に対する研究から、肥満の治療につながる興味深い事実が明らかになっておりますので、知っている方もおられると思いますが、改めてご紹介します。
短鎖脂肪酸を増やそう!
一時期、腸内フローラ(腸内細菌)のお話は、テレビでも良く取り上げられて、ご存じの方も多いと思います。
食物の消化を助けたり、免疫機能の重要な構成要素(免疫の7割を担当)であったりと、腸内細菌のおかげで、人は健康的に生活できていると言っても過言でないほど、お世話になっているわけですが、腸内細菌の重要なお仕事の一つに、「代謝産物」というものがあります。
身近なところでは、カビの仲間であるアルコール酵母は、発酵することで、代謝産物として、アルコールを作って、お酒やビール、ワインを作ってくれます。
ちょっと有名になったミドリムシくんは、石油を作ってくれますし、薬である抗生物質を作って、人の命を救ってくれもしますし、お肌の表面にいる常在菌「黄色ブドウ球菌」は、保湿因子を生産して、みずみずしいお肌の維持に貢献してくれています。(顔を洗いすぎて、菌を全滅させた結果、乾燥肌に悩んでいる方もいらっしゃいますが・・・)
これらは、いずれも、細菌が生産している「代謝産物」で、人や人の生活に直接役に立っているものです。
近年の研究では、腸内細菌が、ダイエットに効果のある「代謝産物」を作っていることがわかったとの報告があります。
その代謝産物とは、「短鎖脂肪酸」。
脂肪酸は、身体に絶対に必要な「必須脂肪酸」(ω(オメガ)3、ω6など)が定められているほど、生命維持に重要な物質ですが、腸内細菌も代謝産物として生産しており、その中に、ダイエットに効果が期待できる短鎖脂肪酸があるとのことです。
脂肪酸には、短鎖、中鎖、長鎖と、分子の大きさ(炭素の数)によって、沢山の種類がありますが、基本的には、カルボン酸という種類の物質です。
カルボン酸は、化学的には、「-COOH」という構造を持っている物質の総称で、お酢の主要な成分である酢酸(CH3COOH)も仲間です。
で、報告では、この短鎖脂肪酸が肥満に関係する受容体にくっついて、肥満を防止したり、代謝を高めてくれることがマウスの実験でわかったとのことです。
しかも、腸内で作られた「短鎖脂肪酸」は、血液に乗って、全身に行き渡るとのことで、単純な話、短鎖脂肪酸をたくさん増やすことで、ダイエットにも、代謝アップにもつながり、結果的に、健康とエイジングレスが手に入るという仕掛けになっているようです。
で、短鎖脂肪酸を手っ取り早く増やすには、
1.「食物繊維+オリゴ糖」をたくさん摂取して、腸内細菌に、短鎖脂肪酸を大量生産してもらう。
2.短鎖脂肪酸がたくさん入った食品を摂取する。
(短鎖脂肪酸煎りの食用油などが売っています。お勧めは米油です。)
とは言え、いずれにしても、食べ過ぎ、カロリー過多は、デブくなる要因ですので、ご注意ください。

褐色脂肪細胞を増やそう!
肥満になると、白色脂肪細胞という油の塊みたいなのが増えていきます。
ところが、同じ脂肪細胞なのに、褐色の脂肪細胞というのがあって、どうやら、白色脂肪細胞を減らす仕事をしているとのこと。
ということで、単純に、褐色脂肪細胞を増やせば、ダイエットにつながるということになるわけですが、残念ながら、その方法は、まだ研究中とのことです。
現在有力な方法としては、なんらかの刺激を与えたり、薬を開発したり、iPS細胞の技術を応用したりなど、色々と考えられているようです。
開発されると、世の中の需要も大きいので、研究者の方も、気合を入れて開発されていることかと思いますので、期待して待っていてください!
主な成分:NMN,デキストリン,ナイアシン,トリプトファン,サイタイエキス, マリアアザミ,冬虫夏草,ビタミンE,トコトリエノール,ビタミンC,グルコン酸亜鉛,
クロム酵母,セレン酵母,生酵素,酵母,コラーゲン・ヒアルロン酸生合成促成分
