第82回 ダイエットや老化防止に効果がある「α-リポ酸」ですが・・・

 

 

 ダイエットや老化防止に効果があるとして広く使われているサプリメント「α(アルファ)リポ酸」で、震えや動悸を引き起こす「自発性低血糖症」を招くケースがあります。

 

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 厚生労働省研究班(主任研究者・内潟安子東京女子医大糖尿病センター教授)がまとめた全国調査で、2007年から3年間で少なくとも17件起きていたことがわかり、注意を呼びかけている。

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 最近、人気があるらしい「α(アルファ)リポ酸」ですが、何事も、過ぎたるは及ばざるがごとしでして、効果があるからと言って、沢山、摂るのは、むしろ危険なことが多いということです。

 

 必須元素やビタミンなども、多くの場合、必要最低限の摂取量とともに、上限が定められています。これは、摂取過剰による弊害があるからでして、α-リポ酸も例外ではなかったということです。

 

αリポ酸とは、ビタミンのように、体内で代謝を助ける働きを持つ補酵素(コエンザイム)の一つ。もともとは医薬品だが、2004年の基準改正でサプリメントとして売られるようになった。

 

 

<摂取過剰症の例>

 

1.たんぱく質の摂りすぎ

 ・腸内環境の乱れ ・・・ 免疫の7割と担当しているのが腸内

 ・尿路結石のリスク ・・・ 肉を食べるとシュウ酸や尿酸が増加します

 ・内臓疲労 ・・・ 肝臓や腎臓がくたびれて、機能低下します

 

2.ビタミンの摂りすぎ

 ・ビタミンA ・・・   脱毛・唇のひび割れ・皮膚の乾燥・骨の弱化・頭痛・脳圧の上昇

 ・ビタミンB3 ・・・ ナイアシンシフラッシュ(はれ、かゆみ、赤班など)
 ・ビタミンD ・・・  食欲減退・吐き気・嘔吐・乾き・脱力感・神経過敏・高血圧・腎不全
 ・ビタミンE ・・・  筋力低下・疲労・吐き気・下痢
 ・ビタミンK ・・・  大量に摂取しても毒性なし

 

3.ミネラルの摂りすぎ

 ・カルシウム ・・・  便秘・腎機能不全・血管の石灰化・高カルシウム尿症
 ・マグネシウム ・・・ 悪心・下痢・嘔吐・顔面紅潮・抑うつ・倦怠感・呼吸困難
 ・ヨウ素  ・・・  口、喉、胃の灼熱感・発熱・腹痛・悪心・嘔吐・下痢・昏睡
 ・鉄  ・・・  嘔吐・下痢・冠動脈の損傷
 ・亜鉛 ・・・   吐き気・嘔吐・下痢・発汗・発熱
 ・銅 ・・・  吐き気・嘔吐・下痢・貧血・肝臓障害

 

 

<ミネラルの摂取上限量>


・カルシウム    2,500(mg)
・リン    3,000(mg)
・鉄    40〜50(mg)
・亜鉛    35〜45(mg)
・銅    10(mg)
・マンガン    11(mg)
・ヨウ素    3,000(μg)
・セレン    350〜460(μg)
・モリブデン    450〜550(μg)

 

 通常の食事で、上限を超えることはないと思いますが、サプリメントや健康食品で、特定の物質だけたくさん摂取すると、上限を超える可能性があります。

 

 商品の用法容量を守って、ご利用されることをお勧めします。

 

 

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