第76回 見た目の老化「黄くすみ」の原因は、活性酸素によるカルボニル化
加齢によって、見た目の老化が進む現象として、シミ、シワ、たるみなどがありますが、「くすみ」も印象を老けて見えさせる現象です。
「くすみ」の種類
一口に「くすみ」と言っても、色々とあるようでして、必ずしも、加齢だけが原因ではないし、「くすみ」の原因によって、対処法も色々です。
1.カルボニル化による黄くすみ
資生堂さんが、
------------------------------------------------------
「黄くすみ」は、肌の深部にある真皮のタンパク質が過酸化物質などによって変性(カルボニル化)し、黄色に変色する こと(黄色化)が、大きな要因であることを解明しました。
-------------------------------------------------------
ということを、発表しました。
カルボニル化とは、化学的には、CO(一酸化炭素)という毒性のある物質を反応させて、こんな形のカルボニル化合物を作る反応のことを言います(ちょっと難しいですね。簡単に表現するのが難しかったです。すみません<m(__)m>)。
で、カルボニル化が、皮膚で起こると、お肌が、黄色や茶色の「くすみ」になるとのことですが、その原因として、紫外線や加齢を上げています。
ということで、生命化学反応的に考えると、活性酸素種(H2O2とか)が、たんぱく質の構成要素であるアミノ酸を酸化させて、カルボニル化たんぱく質を作ったということになるのですが、詳しく話せば話すほど、わからなくなるので、この辺にしておきます。
資生堂さんは、
---------------------------------------------------
オリーブ葉エキスに真皮タンパク質の黄色化を抑制する効果が高いことを見出しました
---------------------------------------------------
と言っておりますので、気になる方は、試してみてください。
オリーブオイルではなくて、「オリーブの葉っぱ」ですので、お間違えの無いように
因みに、活性酸素と戦うなら、こちらをどうぞ↓↓↓
第14回 リターンエイジングの切り札「スカベンジャー」とは?活性酸素とアンチエイジング
2.糖化による黄くすみ
糖化とは体内の糖質がたんぱく質と結びついてAGEsという物質になり、身体のさまざまなところにダメージを与えるという現象です。
今のところ、一度、AGEsできると、消す手段がないので、お気を付けください。
糖尿病や動脈硬化など、成人病と呼ばれるものの原因ともなります。
肌においては、コラーゲンを硬化させるほか、AGEsそのものが黄褐色を帯びているため、黄くすみや茶くすみを引き起こすらしいですよ!
詳しくはこちら↓↓↓
第46回 これぞ リターンエイジング~!細胞の若返りの話ですが・・・
3.メラニンくすみ
紫外線を浴びると、そのダメージから守るために肌はメラニンを作りだします。
詳しくはこちら↓↓↓
アンチエイジングの59回 美白・美肌・色白になる方法(まとめ編)
4.血行不良による青くすみ
血行が悪くなると、肌の赤みが失われ、肌がくすんで見えたり、シミが目立つようになります。
その他に乾燥くすみ、汚れくすみなど、ちょっとしたことで、くすんでみえることもあります。
詳しい話はありますが、疲れてきたので、この辺で・・・・・・・・・
女子力低下が気になる方に!
