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第41回 GDF-11は、若返り薬の本命か?進化するリターンエイジング
若い娘の生き血を吸って、永遠の命を保ち続けるという皆さんが、よくご存じのドラキュラですが、生命科学の分野では、まさしく同じような報告がされております。
双体結合(若いマウスと年寄のマウスをくっつける)という技術を使って、血液交換を行なったところ、年寄のマウスは、骨格筋,肝臓,すい臓,脊髄および神経などの幹細胞の機能が改善し,細胞分裂が増加するという結果がでたとのことです。
実験方法がちょっとむごいような気がしますが、早い話、若いマウスの血で、若返る可能性が示されたとのことのようです。
若返りたんぱく「GDF-11」
最近の報告では、若返り効果をもたらしている物質が「GDF-11」という物質であることがわかったとのことです。また、最新の報告では、骨粗鬆症改善効果や脳細胞の増加もあるとのことで、(その筋の人たちに)俄然注目が集まっている物質です。
GDF11 は,増殖因子である TGF-β ファミリーと呼ばれるタンパク質の一つで、血液中にも存在します。基本的には、すべての人が体内で生合成している物質ですが、この物質も加齢とともに減少して、老化が進むという本ブログで何度も言っているいつものことが、起きています。
ということで、輸血すればいいのかって話になるわけですが、そうは簡単に行かないようなのですが、なんと既に、臨床試験に入っているようです。首を長くして待っていてください。
但し、加齢とともにGDF-11が増加するという真逆の報告もありますので、まだ、何とも言えない段階かと思います。
くれぐれも、ドラキュラみたいに生き血を吸うのは、倫理的にも、法律的にも問題があるので、やめていた方がいいかと思います・・・
老化とは(若返り物質と老化物質)
Creb(cyclic AMP response element binding protein)という物質を活性化(リン酸化)することで若返り効果をもたらすことを見いだしたとのことです。因子までは特定できていないようなのですが、若返り因子は一つではなく複数存在する可能性があるとのことです。
一方、血液中の CCL11という物質の濃度が加齢にともなって増加しており,若いマウスにこのCCL11 を腹腔投与すると,並体結合と同様老化・寿命研究最前線-25にニューロンの新生が減少し,学習および記憶の能力が低下するということです。
このようなことから,加齢とともに「老化因子」が次第に増加し,「若返り因子」が減少していくことが「老化」の実体なのではないか,と考えられるようになってきたとのことです。
秦の始皇帝の頃から、不老不死の薬ばかり探してきた人類ですが、老化因子の存在にたどり着いたことで、いよいよ現実味を帯びてきたような気がします。
(参考)
第39回 NMNで正しい(?)若返りができるかも・・・細胞の話です