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第32回 思ってる以上にエイジングレスなビタミンC
皆様、よくご存じのビタミンCです。アセロラやレモンなどに多く含まれているほか、肉や魚も含めて、実に多くの食材に含まれている非常にありふれた栄養素です。にも拘わらず、摂取不足が常態化している栄養素でもあります。なぜでしょう?
ビタミンCの正式な物質名はL-アスコルビン酸
一般には、ビタミンCと呼ばれているL-アスコルビン酸は、フランという化合物の仲間の水溶性有機化合物です。薬やサプリメントとしても利用され、かつては、天然物が存在しましたが、現在では、グルコース(ブドウ糖)を原料として、化学合成されており、非常に安価に手に入るようになりました。
アスコルビン酸は、体内で、様々な代謝に利用されていますが、最も重要な働きは、【グルタチオン-アスコルビン酸回路】と呼ばれる過酸化水素(H2O2)という活性酸素を除去する代謝系です。リターンエイジングには、必須のお仕事です。
また、コラーゲンの生合成にも深く関与していて、不足するとコラーゲンの生合成が上手く行われずに、お肌ボロボロになります。さらにひどくなると、壊血病と呼ばれる血管までボロボロの病気になります。
変わった機能としては、活性酸素と戦って活性を失ったビタミンEが、ビタミンCとの出会いにより復活することです。抗酸化力は、ビタミンEのほうが強いと言われていますので、活性酸素との戦いにおいて、自らを犠牲にしてまで、勝利を優先するなんて、なかなかの奴です。
もう一つ、特殊能力がありまして、アスコルビン酸は、脳細胞にも重要な物質なのですが、脳の入り口にある脳関門(異物を脳に入れない仕組み)を通過することができません。
そこで、デヒドロアスコルビン酸という物質に変身して、気付かれないように脳に侵入したあとに、再び、アスコルビン酸に変身して、脳を活性酸素から守ります。
さらに、このデヒドロアスコルビン酸は、細胞内で、ATPというエネルギーを生産しているミトコンドリアという器官に入り込んで蓄積し、ゲノム(遺伝に関わるすべて)や膜を敵の攻撃から守るという重要なお仕事もしています。(※ガン予防効果と言われる由縁ですが、否定的報告の方が優勢です。)
(※初耳の方も多いと思いますが、ビタミンCのサプリメントを買い求める場合、デヒドロアスコルビン酸入りのものを買った方が、より高い効果が期待できますよ。なかなか売ってませんが・・同じ買うなら・・・)
そのほかに、鉄の吸収を助けたり、コレステロールを原料に胆汁酸を作る仕事を手伝ったり、ノルアドレナリンを生成するドーパミンヒドロキシラーゼという代謝に参加したりと、とっても忙しく働いています。
不足しやすいビタミンC
大変重要なお仕事をしているビタミンCですが、不足している方が非常に多いらしいです。
ほとんどの食材に含まれている栄養素ですが、熱に弱いため、加熱調理により大幅に減少(と言っても、全部なくなるのに2時間ぐらい煮沸しないといけないらしいですが)しますし、水溶性のため、野菜などの切り口から、水に流出するなどして、どんどん減っていきます。
さらに悪いのは、体内にビタミンCを蓄積する仕組みが少ししかないため、必要以上に摂取されたビタミンCは、尿などと一緒に速やかに、体外に排出されます。
では、毎食ごとに気にして摂取しないと駄目かということになりますが、体内には、ビタミンCのバックアップシステムというのがあって、尿酸という物質が、足りないビタミンCの代わりを務めてくれます。
とはいえ、このバックアップシステムは非常用ですので、やはり、日頃から意識して、他のビタミン類とともに摂取することが欠かせません。
色んな事情で難しい方は、やはりマルチビタミン系の健康食品がお勧めです。ビタミンCだけのせいで、リターンエイジングが挫折するのも、もったいない話ですので・・・
但し、一度に大量摂取するのは、やはりよくありません。一日の目安は100mgですので、用法・容量を守ることをお勧めします。