まず一杯目は、
昭和22年創業の荻窪にあった「丸長中華そば店」です。
つけ麺のルーツとされ、大勝軒の元祖とも言われる名店でした。今年の夏ごろから休業しており、2023年11月8日に「閉店のお知らせ」が出されました。なんとも寂しい限りで、ご家族で営んでおられた様子ですが、立ち仕事は本当に大変ですものね。
初めて訪れた時には、どうしてこんな小さな器(まるで町中華のチャーハンスープ用のような)でつけて食べるのだろうと不思議に思いました。大きなチャーシューが器からはみ出す様子が、何とも印象的でした。
しかし、それが不思議と癖になり、いつしかハマってしまいました。何とも言えない、言葉では表しきれないのですが、また食べたくなってしまう魅力があるんです。「美味しい」を通り越した存在でした。
ですが、もうその味を味わうことができないのは、本当に寂しいですね。
そしてもう一杯、心に残るラーメンは、
目白にあった「さんかく」という中華そばのお店です。
駅から3〜4分ほどの場所にあり、雰囲気も何とも良いお店でした。
特にスープが印象的で、今までに味わったことのないような出汁の味わいが広がり、何を使っていたのか未だにわかりませんが、忘れられないほどのインパクトがありました。
全ての仕事が丁寧で、メンマやのり、焼豚といった具材も一つひとつが丹精込められており、まさに職人技でした。
接客も心地よく、気持ちよくラーメンをいただくことができました。
もうこの二杯を味わうことはできませんが、出会えたことがいい思い出です。
本当にありがとう、と感謝の気持ちでいっぱいです。
あ~~~!食べたいです。
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