皆さん、こんにちは。城之内です。
遊戯王というカードゲームはルールが本当にややこしいとつくづく思います。
最近では、事務局の方でも把握出来ていないルールが山ほどあったりして、公式がミスジャッジをしてしまう、なんてこともしばしば見受けられます。。
CSでルールによる揉め事は比較的多く、これを解消するためには正しいルールをみんなが覚えることが大事だと考えています。今回は僕自身がルール確認でよく問い合わせたバトルフェイズについて、自分自身の確認の意味も込め、記述していきたいと思います。
バトルフェイズは大きく分けて下のような4つのステップから成り立っております。
各ステップは、必ず終了時の優先権をお互い破棄しないと次のステップへは進めないのが大きな特徴です。
以降各ステップ毎に説明をしていきます。
〜スタートステップ〜
スタートステップとは、よくみんなが「バトルフェイズ」と宣言してると思いますが、そこがスタートステップです。
相手のホープザライトニングなどの攻撃宣言前に「バトルフェイズ開始時」と言って、強制脱出装置や超電磁タートルを発動したりしてるのもスタートステップになります。
このスタートステップの次にはバトルステップに移りますが、ターンプレイヤーが優先権を持っているためバトルステップ開始時に非ターンプレイヤーはフリーチェーンを発動する事は出来ないので注意です。
例:相手の場にホープザライトニング。
お互いスタートステップの優先権の破棄(チェーンなし)を行った後に自分の強制脱出装置を発動することは不可。
スタートステップ終了時の優先権をお互い放棄すると必ずバトルステップへ移ります。
〜バトルステップ〜
バトルステップは、モンスターの攻撃宣言をするのが主という認識で大丈夫かと思います。
前述しましたが、このバトルステップで大事なのは攻撃宣言時の優先権をお互い放棄した場合でも、ダメージステップには移行しないことです。
具体例を挙げると、相手の伏せがミラーフォースでこちらが攻撃宣言を行い、お互い優先権を放棄(チェーンなし)した後で、月の書を使って相手のモンスターを裏側にする事は可能です。
更に、この後、相手は攻撃宣言のタイミングを逃しているためミラーフォースを発動する事は出来ないためそのままモンスターを戦闘破壊することが出来ます。
CSなどでジャッジの方が攻撃宣言の後にバトルステップがあるとプレイヤーに説明しているのをちらほら聞くのですが、正確にはバトルステップには既に入っていて、月の書などを発動しているタイミングはバトルステップ終了時です。
ジャッジの方でも分かりにくいような、難しいルールになっていますね。。
要するにフリーチェーンは最強だと言う事です。
〜ダメージステップ〜
ここが1番ややこしいステップです。
ダメージステップは基本的に攻守の増減カードやカウンタートラップ以外にカードの発動は出来ません。ダメージステップは更に5つに分けられます。
以下、ドラフトやゲートボールカードなどを用いて簡単に説明していきます。
1.ダメージステップ開始時
ここで発動する効果はネフィリムやグランモールなどが主に挙げられます。
この時点では、まだ攻撃されたモンスターは裏側のままです。
2.ダメージ計算前
ここでモンスターがリバースします。攻守を変動させるようなカード(突進など)は、ダメステ開始時もしくはダメージ計算前のどちらかで発動できます。
3.ダメージ計算時
戦闘ダメージが発生が起こり、戦闘破壊が確定します。
また、お注射天使リリーなどの特定のモンスターが効果を使えるタイミングです。
後述しますがリバースモンスターはまだこの時点では効果が発動しないため、冥界の魔王ハデスはリバース効果を発動させないまま戦闘破壊します。
4.ダメージ計算後
首領ザルーグやトラゴエディアなどの発動タイミングです。
5.ダメージステップ終了時
リバース効果の発動や各種リクルーター(巨大ネズミなど)の発動タイミングです。
デュエル中ではダメステと一括りに言っても、実はこれだけ細かく分かれているんですね。
〜エンドステップ〜
拮抗勝負を使うタイミングです。
エンドステップを終了するとメインフェイズ2に必ず移行します。
よって、バトルフェイズから直接エンドフェイズに移行出来ない点にご注意を。
そのため神樹の守護神ー牙王を使用する場合には覚えておきたいルールの1つですね。
以上がバトルフェイズの一連の流れになります。
バトルフェイズだけでもこれだけややこしいのに、各カードの裁定なども1枚1枚違うため、このカードゲームどーなっているのやら(・_・;
間違った記載などございましたらご指摘頂けると幸いです。
拙い文章でしたが最後までお読み頂きありがとうございました!