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れとろくろっく 時々ぃ猫 新商品紹介ブログ

レトロ〜アンティークな機械(ゼンマイ)式の置時計/柱時計専門のWEBショップです。
※一部’50〜’70年代の電気式の時計も有ります
http://retroclock.jp
こちらのブログでは新入荷の商品を随時紹介します。

愛知時計 Aichi Calendar 30DAY 昭和30年代後半頃【W319】

 

 

愛知時計の柱時計『Aichi Calendar 30DAY』、昭和30年代後半頃に製造された物です。

愛知時計は明治25年創業の水野時計製造所を祖とする歴史ある時計製造メーカーです。

現在の社名は愛知時計電機株式会社で、水道メーターの製造等が中心で時計の製造はしていませんが、会社の歴史に敬意を表して昔の社名のままで現存されています。

 

こちらの柱時計は文字盤の枠に『AICHI TOKEI DENKI K.K.』の文字があるので『愛知時計電機株式会社』時代の昭和27年以降、形状や文字盤のカバーガラスが曲面な事から昭和30年代後半頃に製造された物と判断します。
愛知時計は1964年(昭和39年)には電気式のトランジスタ掛時計を製造開始したので、この時計は機械(ゼンマイ)式としては最晩年の頃に作られた物になります。

 

大きめの文字盤で時刻の視認性もとても良く、便利なカレンダー(日付・曜日表示)も付いています。

文字盤にある『30DAY』の文字は、『30日巻(1ヵ月巻)』と呼ばれる『一度ゼンマイをいっぱいまで巻けばその後約30日(1ヵ月)稼働するタイプ』の時計である事を示しています。

文字盤中央下の丸窓は右のゼンマイ(運針用)の巻量のインジケーターで、ゼンマイをいっぱいまで巻くと赤、その後使用するにつれてゼンマイが解けて終わりに近付くと白に変わりますので、「巻直しのタイミング」の目安となります。

左下の星形は午前(白)/午後(青)の表示で、カレンダーの日付・曜日表示を夜中に変わるようにする為の目安にもなります。

 

各部に経年による傷や汚れ等の痛みはありますが、目立つような大きな傷や割れ・凹み等は無く、画像1枚目のように天面に吊り金具等が写り込む程の艶も残っていますので、全体の程度としては経年なりの平均的なレベルだと思います。

時打は毎正時(0分)に時刻の数と毎30分に1回、やや高めのポーンポーンという澄んだ和音で鳴ります。


分解整備済み、振子・巻き鍵も付属します。
精度は季節(気温)やゼンマイの巻き始めと解ける寸前でも変わりますが、きちんと調整すれば平均して±0から2分以内/日で稼働しますので、充分日常的に使用する事が出来ます。

サイズ/高さ:約42.6cm 幅:約25.8cm 奥行:約11cm (いずれも最大部)

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精工舎 ツートーン文化型柱時計 硝子製振り子 昭和10年代【W318】

 

 

精工舎のツートーン文化型柱時計、昭和10年代に製造された物です。

明治25年創業の精工舎(現セイコー)は国内で現存する最古の時計製造会社です。

同社では長い歴史の中で様々なタイプの柱時計や置時計・腕時計等を製造されています。

 

こちらの柱時計は昭和になってから製造され始めた「文化型」と呼ばれる箱型の柱時計の一種です。

中央と左右部分を色・木目が異なる木材にする事でシンプルなデザインにアクセントが付き、三枚に分かれたような振り子室の窓も個性的で、大正時代末〜昭和初期頃のレトロモダンな雰囲気を感じさせる一品です。

中央部とインデックス(数字)部分がツートーンになった金属製の文字盤と、直線を基調とし中抜きされた意匠の長短針との組み合わせがとてもスマートな印象で、時刻の視認性も非常に良いです。

 

また、こちらのムーブメント(機械)は振り竿の軸が中央から向かって僅かに右側にあるので、振り子を掛けると中央から向かってやや右側に振り子の玉が来ます。

それこそがムーブメントを換えられる事なく、オリジナルのまま残っている証拠です。

 

特筆すべきは振り子の玉とボン針台が硝子製である事です(画像5枚目)。

これは戦時下の統制経済のもと、民間からの金属供出が始まった頃にそれまでの真鍮や鉄の代用品としてアルミ等の別素材を使用したという、当時の時代背景を今に伝えています。

金属製と比べて硝子製の振り玉・ボン針台は落下や経年劣化で破損しやすい為、ひび割れや欠けの無い綺麗な状態で残っているのは稀だと思います。

 

時打は正時(0分)の時刻の数、やや高めのゴーンゴーンという余韻のあるよく響く音色で鳴ります。

 

各部に経年による細かな傷や汚れ等の痛みはありますが、目立つような大きな傷や割れ・凹み等は無く、全体の程度としては経年なりの平均からやや良い状態だと思います。

 

分解整備済み、振子・巻き鍵も付属します。

精度は季節(気温)やゼンマイの巻き始めと解ける寸前でも変わりますが、きちんと調整すれば平均して±0から2分以内/日で稼働しますので、充分日常的に使用する事が出来ます。

サイズ/高さ:約44.3cm 幅:約22.3cm 奥行:約9.8cm (いずれも最大部)

検索用:時計/クロック/機械式時計/ぜんまい時計/ぜんまい式時計/ゼンマイ時計/ゼンマイ式時計/柱時計/掛時計/振り子時計/振子時計/八角時計/鳩時計/目覚まし時計/目ざまし時計/硝子枕時計/ヘソ型目覚/ヘソ目/ヘソ形/角形/角型/キッチンクロック/レトロ/アンティーク/骨董品/ビンテージ/ヴィンテージ/シャビー/クウネル/工業系/ブロカント/ロハスフェスタ/大正モダン/昭和レトロ/昭和30年代/昭和40年代/OCCUPIED JAPAN/オキュパイドジャパン/ミッドセンチュリー/パタパタ時計/トランジスタクロック/通販/販売/修理/整備/オーバーホール/大阪/精工舎/SEIKOSHA/愛知時計/明治時計/東洋時計/東京時計/今津時計/高野時計/鶴巻時計店英工舎/津田時計製造所/ハートエッチ精工所/林時計/栄計舎/ANSONIA/NEW HAVEN/WATERBURY/SETH THOMAS/GENERAL ELECTRIC/JAZ/JAPY/BLANGY/BAYARD/SMI/PETER/WESTCLOX/JUNGHANS/JERGER/KIENZLE/EUROPA/REVSOL/KAISER/SMITHS/PRIM/LUX/VEDETTE/WEHRLE/SERVICES/CHRONOTECHNA/RUHLA/NEXTIME

村瀬式蠅捕器 大正時代〜昭和初期頃【S061】

 

 

希少な機械式の蝿取り器「村瀬式蠅捕器」、大正時代〜昭和初期頃に製造された物です。

こちらは大正時代から昭和初期(戦前)頃にかけて、名古屋商事株式会社時計部や長谷川時計舗などで製造・販売していた機械(ゼンマイ)式の蝿取り器です。

各部に柱時計のムーブメントやケースの製造技術が活かされています。

ゆっくりと回転するドラムの表面に酢や砂糖を溶かした酒等を塗る(あるいはそれを染み込ませたガーゼ等を貼る)と、そこに留まった蝿が箱の内部に追い込まれ、最終的に手前の金網(虫籠)部分に入った所を水に沈める等して一網打尽にする為の道具です。

各部に経年による傷や金属部分の錆等の痛みはありますが、目立つような大きな割れ・欠け等は無く、全体的な程度としては経年なりの平均的な状態だと思います。

分解清掃整備済みで稼働しますので、実用も可能です。


サイズ/高さ:約14.8cm 幅:約24.3cm 奥行:約23.8cm (いずれも最大部)