わたしはときどき思うことがある。探偵小説家というものには二種類あって、一つのほうは犯罪者型とでもいうか、犯罪ばかりに興味をもち、たとい推理的な探偵小説を書くにしても、犯人の残虐な心理を思うさま描かないでは満足しないような作家である。
このブログにはまだ投稿がありません。