MEMEの 日々のことども (黄昏編) 

MEMEの 日々のことども (黄昏編) 

人生の黄昏時にふと振り返るとき・・・
日々の星屑を拾って書き残そう・・・と綴り始めて早二十数年余
今、ブログ【黄昏編】なる場所を作り、
タソガレ事のことどもを語りましょう ! 只今87歳  

 

 

 

 

ふわりと乗っていらした、私世代のおばあ様。

 

 くるりと出口の方を向いてお立ちになった後ろ姿は、まるで「竹下夢二」の世界。

 

 ほっそりとなびくウェストに大きな大きなリボンを結び、しなやかな生地が 美しく垂れる。

 

 帽子を斜めに被り、ふわりとシルクのオーガンジーの色鮮やかなショールを 緩やかに巻いて、そこに首を埋め・・・。

 

腕には白いレースのロング手袋、 それにはシャーリングが施され、サテンの白い小さなリボンが上から下まで ず〜〜っと4〜5個ついていて・・・。

 

 後ろ姿だけ見ていると、「高原のお嬢様」!!の風情。

 

 時々横を向くと、帽子の下に覗く頬が「たらりん〜♪」とこれまた シャーリング風に見えるのが、チト残念! (ごめん!)

 

 

 

それにしてもお見事な少女趣味。
 

 お持ちの手提げにも、白いサテンの小さなリボンが・・・、5〜6個。

 

 ドレスの前のデザインはどんなものかしら・・とチラチラ見ていたら、丁度クルリと 前を向かれた。

 

 

 

 わ!わ!わ!   びっくり!

 

胸の両脇から「シャーリング」の嵐! 

 

袖も両方から湧き出るようなシャーリングが重なり、まるで 「緞帳の襞」のよう・・・。

 

 もう、まるで、目の前に「ロココ時代」が 再現されたような風情・・・。

 

 お顔さえ拝見しなければ(!!)、まるで本当に「高原の風に揺れる少女」のよう。

 

 リボン攻めの努力の甲斐もあって、若々しく初々しい雰囲気が漂う。

 

 

 

後ろ姿は、本当に美しくも可憐だった。

 

柳が風を受けているようなしなやかなシルエット!

 

生地の風合いといい、爽やかなお身のこなしかたといい、本当に少女のような可憐さ。

 

 

 

 

この一瞬後の事は、忘れることにしよう・・・。