MIYUKI side


「もー!そこ開けたらあかん!」
「え〜」
「こら!そこもあかんって!」
「冷蔵庫開けていい??」
「冷蔵庫はいいけど…笑」

菜々ちゃん家はいつも綺麗でいい匂いがする。
落ち着くのと同時に色々探したくなるねん、


「ご飯何食べたい?」
「何作れるん?」
「簡単なヤツなら…」
「あ!今めっちゃ餃子食べたい!」
「…作るから待っといて」


…菜々ちゃんの餃子は茶色でした。


「みるきーお風呂入ってきてええよ〜」
「一緒に入ろ!一緒に!なっ!」
「嫌です。ほら、はよ入っといで」
「むぅ」

小さい時から仲良くて
こうやって泊まったりも何回もしてきたけど
菜々ちゃんはお風呂だけは一緒に入ってくれへんねん。
とんでもないもの隠し持ってるんやろか…?

お風呂上がって、菜々ちゃんもお風呂終わって、
特に何もなく自然な流れで菜々ちゃんの部屋に入る。


「何も変わってない〜!菜々ちゃんの部屋や〜」
「そりゃそうやろな」
「なぁ!一緒に寝るん?くっついて?」
「好きにしなされ」
「やった〜!」

基本、菜々ちゃんは
はいはい、って感じ。
呆れに近いけど嫌そうな顔してへんくて
むしろなんか嬉しそう。
お母さんみたいやねん、菜々ちゃん。



「んー、でも嘘みたいやなぁ〜」

急に菜々ちゃんがそう言った。

「何が〜?」

「ん?付き合えたこと。ずっと片思いやって思ってたしさ、みるきー不機嫌過ぎたし、」

「うん、私も嘘みたいって思ってる。笑」


ほんの数時間前、
菜々ちゃん待っとくのに変に緊張して
怖くて、気付いたら寝ちゃっててんなぁ、


「目覚めたら目の前に菜々ちゃんおって、心配やったけど菜々ちゃん怒った顔してなくて優しい顔してて、そしたら何でかめっちゃ素直になれて謝ること出来てん。」

「ちょ、怒った顔してなくてってどゆこと…笑」

「私も色々考えとってん!」

「んんん…」

「はぁ〜ぁ、もうめっちゃ泣いたわ、泣き疲れた!」

「絶対私が来る前も泣いてたやろ」

「だって不安やったから…」

「いっぱい泣かしてごめんな?」

「まぁ、いっぱい笑わしてくれたらええねん♪♪」


私がそう言うと菜々ちゃんは少し困った顔をした、
菜々ちゃん高確率ですべるもんなぁ…


「てかみるきーそろそろ寝よか」
「うん!」


同じベッドで、2人くっついて
というより私がめっちゃくっついてるだけなんや
けど…笑

「おやすみ菜々ちゃん」
「うん、おやすみ」


今まで何回も一緒にこうやって寝てきたのに
恋人って言う関係になっただけで
めっちゃドキドキするし…
いつもやったらなんも気にせんと抱きついたりできたのに…


「なぁみるきー、」
「ん…?」
「ちょ、こっち向いて」
「ん〜?…っ////」チュッ
「ふふ、おやすみ」

待って、今、菜々ちゃん、えっ…
ずるい。ほんまにずるい、不意打ちすぎる…
あかん絶対今の私の顔真っ赤や…。

あっ、てか…


「菜々ちゃん、」
「ん…?」
「何て言ったらいいんやろ」
「えっ?」
「んぅ…」
「なによ」
「…。」

どうやって言お…

「みるきー?」
「それ…」
「へっ」
「みるきーって言わんで欲しい…」
「えっ、何とお呼びしたら…」
「もーぉw」
「美優紀って?」
「…うん////」

やばい…初めて言われた…

「みるきーってしか呼んだことないから恥ずいわw」
「嫌や。だってみるきーって…」
「みゆ、じゃあかん?」
「…////それで、いい…」
「照れるわぁなんかw」
「これからそうやって呼んでな?」
「分かった、みゆおやすみ〜」
「もう…////…おやすみ菜々ちゃん」


その夜、眠たかったのに心臓がうるさくて
結局寝たのはそれから1時間後ぐらいやった、