レスターの感想ですたー。 -34ページ目

レスターの感想ですたー。

主にツイッターで書くと長くなるネタバレOKな感想を書いたりします。

※この物語は『植木良』という生徒目線で体験した物語を題材にしたフィクションです。実際に登場する人物・団体その他もろもろは架空のものであり、実在のものとは関係ありません。


やべぇ!遅刻する!

いつもの事なんだがどうして朝というものはこんなにもまだ眠たいものなんだろうか?心地よい布団の温もりのおかげでいつも学校へ行くのが遅くなってしまう。
そんなどうでもいい哲学を考えながら走る。食パンを咥えながら。こんなの漫画の世界の美少女だけが許される特権なのだろうが、それを何故か、今。このお世辞でもカッコいいとは言えない良くて『中の下クラス』の顔面偏差値の俺、植木良がやっている訳だ。
普段ならこんな事せずのんびり朝食を食べて学校へ向かうのだろうが、今日だけは遅刻したくなかった。そう。だって今日は…

「今日は…中学生活最後の日なんだぞ!」






キーンコーンカーンコーン!
予鈴のチャイムが構内に鳴り響く。息を切らしながら階段を駆け上がり3階へ向かう。
良かった。ギリギリ間に合った…
そこはいつもと変わらない教室。
…ではなかった。
…誰もいない?
いつもの教室は恐ろしいほど静まり返っていた。
なんだ…かくれんぼでも始まるのか?

ふと黒板を見るとそこには派手に赤や青のチョークを使い、デカデカと描かれていたモノがあった。

『緊急招集!生徒は全員体育館へ行きましょう☆』

な…緊急招集?金が裏返ってミサイルでも飛んでくるのか?いや、もしかしたらBDAG国との地域紛争が…
なんて、中学生が考えそうなバカな事を色々と妄想しつつ急いで体育館へ向かった。食べかけの食パンを咥えて。


ほひゃ…ほひゃ…ふぁにあっふぁ…
(はぁ…はぁ…間に合った…)
入口から中を見ると100人近い生徒が椅子に座って並んでいる。
緊急招集とは何だ?まさか機関の人間が…!とガヤガヤ騒いでいるヤツ、普段通りのんびりしてるヤツ、
「我々は今!緊急招集のかけられた生徒・先生達の集まる体育館に来ております!果たして、これから何が行われようと言うのでしょうか!?」
報道部はカメラまで持ち込んでこの騒ぎだ。

「こら!遅いぞ植木」
体育館の入口で先生達に捕まる。
「なんだ植木また遅刻か?」
パンを咥えながら全力疾走してきました。
「パンを咥えながら登校するヤツがあるか」
緊急招集なんだろうから仕方ないですよ。

いつものように先生に適当な言い訳を言いながら自分のクラスが集まる席へ向かう。
俺は…3103
3年生の1組の生徒だ。
はぁ…疲れた
「最終日まで遅刻とはいい気なもんだな」
大きなお世話だよ。
隣の席の不良、なおかつ幼稚園時代から腐れ縁のコイツ。
ケンカはむちゃくちゃ強いらしいが自分から仕掛けた所を今まで誰も1度も見た事ない。という都市伝説持ちの男だ

「んで、今から何がはじまるんだ?」
「知らん。朝から体育館に呼び出されてから1時間はこの状態だ」
不良のくせに優等生の時間で登校してるとは相変わらずわからんヤツだ

「ただ、センコー達がざわついてるのを見ると、またアイツの仕業だろうな」
あいつ?アイツと聞いて思い浮かぶ人間なんて…1人しかいない。ヤツは…

キーン!
急に甲高い耳障りなマイク音が鳴り響く。
「えー、静粛に。みなさんおはようございます。これから校長先生による大事な話があるのでみんな気を引き締めて心して聞くように」
マイクで全生徒に連絡してるのが俺たちの担任の先生でもある坂東英二。通称わせりん先生だ。どんな先生かっていうと…
「でも先生のチャックはぜんぜん締まらす空いてますよー!」
こんな先生だ。
誰かのヤジで全校生徒が大笑いするのを静かに!と必死に静かにさせようとする先生だ。
「えー、では改めて。校長先生からのお話!全員、起立!」

先ほどまでの騒ぎが嘘のように全校生徒が静かに壇上を見上げる。
用意された階段を、普通に。登らない。独特なポーズとリズムで階段を一段、そしてまた一段と登っていき、マイクの前に立った時、校長が一言。


『I’m a perfect human!』


これは決して座布団全ボッシュートされるような大喜利の解答ではない。本当に、この緊迫した空気の中『彼女』は堂々と言い放ったのだ。

彼女って誰だよ。となるかもしれないから説明するが、我々の目の前にいるのは明らかに普通の女の子だ。正確に言うと、『この学校の校長先生は普通の女の子だ』になるのか。
世間じゃ喋るクマのぬいぐるみだったり、生身で鹿と戦う校長先生がいるんだし決しておかしな事じゃない…と、今はそう言い聞かせている。

「ほら!この騒ぎの犯人は校長先生じゃん!」
「やっぱり…校長は裏社会でも通用する美少女だったんだ!」
「なんだそりゃ?本当は校長の副業はアイドルって話じゃねぇの?」
「地球人じゃなくて山の妖精とかも聞いた事あるぞ」
「実はもう1人の存在がいて、それが男って話も…」
お前達その情報のソースは何処なんだ。

「静かにしろ!笑うとこじゃないだろ!」
「いやお前達笑うとこだぞ!」
ほら、先生達までパニックになってるじゃないか。

「えーコホン。みなさんはperfect humanですか?」
また何を言うかと思ったら。完璧な人間…ならこんな学校にいねぇだろ。

「あなた達ぜんっぜんperfectじゃない!」
そりゃそうだ。俺に至ってはこの話聞きながらまだ食パン食べてるからな
「そんなんで、皆さんは単位が足りないのでこのままじゃ卒業できません!」
あぁ、そうだろうそうだろ…

…は?
「卒業出来ないって…どういう事だよ!」「もう進路だって決まってるんだぞ!」「横暴だ!PTAに訴えてやる!」
黙って聞いてた生徒も騒ぎ始める。

「まーまー慌てなさんな。私にいい考えがある!」
校長が全員をなだめる。
「皆さんにはこれから、ころs…じゃなくて、先生から愛のプレゼントをあげましょう!」

あ…愛だぁ?

「その結果次第では、みなさんを卒業させてあげましょう!」

こうして、今まで経験した事なんてなかった中学生生活の1日が始まった…


-次回予告-

学校中の愛を集めたら、皆さんには 単位をあげましょう!

お前が本当に大切なのは
広い視野を持ち…
これからの人生というモノを…
確認することだ!

主人公になりたい! ー屋上で気がついたら叫んでた。

これさえ使えば、必ず卒業できる…
お前はこんなもん使わなくても卒業できるだろ?

これから、最後のテストを始める!

高速道路のETCの/ ピンポーン!



俺が本当に必要なモノって…






それでは、卒業生を発表します。




~私立絶対に単位を落としてはいけない中学校・勝手に外伝~
これが感想と呼べるのか?











続かない。