「働きやすい・働きがいのある職場づくり」に関する各種ツールが厚労省から公開されています | ものづくり企業の人事総務をワンストップで専門サポートするインディペンデント・コントラクター(IC独立業務請負人)が日頃思うこと

ものづくり企業の人事総務をワンストップで専門サポートするインディペンデント・コントラクター(IC独立業務請負人)が日頃思うこと

大手自動車会社での30年の人事総務経験を経て,2014年にIC・行政書士として独立しました。グローバル化進展の中、業務のアウトソーシング化など荒波にさらされつつある人事総務部ですが、企業活動を支える総務系業務の重要性・専門性など日頃思うところを語ります

独立人事業務請負人(人事IC)の木村勝です。

今週2014年6月3日(火)に、厚生労働省から「働きやすい・働きがいのある職場づくり」に役立つ各種ツール(ポータルサイト、事例集、調査報告書)が公表されています。

本件は、厚生労働省内にプロジェクト委員会を設置し、取り組んできた結果をまとめたものですが、「働きやすい・働きがいのある職場づくり」とずいぶん抽象的なテーマに対して、よくぞここまで形にしたものです。

今回の取り組みは、主として中小企業における人材確保や職場定着を支援する目的に検討されています。
こうした調査は、えてして”企業にアンケートを取り、その結果を誰も目にしない報告書にまとめて終了!”というケースが多い中、しっかりしたポータルサイトまでまとめてあり、利用価値は高いと思います。

ポータルサイトは、
①「働きやすい・働きがいのある職場づくり」取組事例
②働きやすい・働きがいのある職場づくりに関する調査
③施策の紹介
④リンク集
から構成されています。

①の事例集には、35社に取り組み事例が掲載されており、③の施策の紹介では、「中小企業労働力確保法」に関する紹介やそれに関する助成金、申請フォームなどが掲載されています。

会社上司、経営者から”自社の活性化施策を早急に検討せよ!”といった課題を受けている人事担当者の方々も多いかと思いますが、こうした検討の基礎資料となりうるデータや事例も多く、人事担当の方々にも役立つポータルサイトだと思います。

多様な業種の取り組み事例な実際の利用フォーマットなども掲載されていますので、”よいとこどり”で活用されてはいかがでしょうか。

厚生労働省では、働く人のメンタルヘルスに関する「こころの耳」という秀逸なポータルサイトがありますが、このサイトも事例の蓄積を確実に行い、より充実したものになればと思います。

やはり抽象論ではなく、実際中小企業での取り組み事例が参考になりますね!